ジャパン今季初戦メンバー発表! 筑波大WTB福岡が代表デビューへ
(アジア5カ国対抗開幕戦に向け記者会見を行った日本代表のジョーンズHCと廣瀬キャプテン)
日本代表のエディー・ジョーンズ ヘッドコーチは18日、今季初戦となるアジア5カ国対抗のフィリピン代表戦(4月20日/福岡・レベルファイブスタジアム)に向け、試合登録メンバー23名を発表した。
この試合で日本代表デビューとなりそうなのは4名。PR三上正貴(東芝)とCTBマレ・サウ(ヤマハ発動機)が先発メンバーに選ばれ、PR浅原拓真(東芝)とWTB福岡堅樹(筑波大2年)はリザーブ入りで、出場すれば初キャップ獲得となる。
「アジア5カ国対抗に向けては、現在のところしっかりした準備ができている。特にストレングスの部分ではみな激しく頑張ってきた。シーズンが深まるにつれて、その結果が表れることを期待している」と語ったジョーンズHC。チームのなかでポジション争いが熾烈になっていることを歓迎し、現段階で一番強いメンバーを選出したと自信をのぞかせた。
「マレ・サウは若く、才能豊かな選手。スピードがあり、フットワークがよく、パスの能力も高い。彼が入ることによって、我々が目指す攻撃をやりやすくしてくれると思う。ラグビーフィールドは横幅が70メートルあるが、それを目一杯使ったラグビーをしていきたい。福岡(堅樹)はスピードに恵まれた選手。成長してくれることを期待している」
ルーキーたちはチームに刺激をもたらしており、廣瀬俊朗キャプテンは同じWTBポジションの福岡について、「スピードはものすごい。ボクと小野澤さん2人で、『ちょっと、どうしようか。困ったな』なんて言っている(笑)。福岡以外にも、山田章仁もスピードがあるし、今村(雄太)もすごいステップがある。遠藤(幸佑)さんは怪我したが、ストロング。いま、いい意味で競争があるのは幸せだし、切磋琢磨していきたい」と語った。
なお、2013年春シーズンはルースFW菊谷崇とFB五郎丸歩がバイスキャプテンを務める。登録メンバーおよびバックアップメンバーから外れた5選手(北川俊澄、吉田光治郎、仙波智裕、山田章仁、有賀剛)は、18日午前の練習後に解散となることも発表された。
<アジア5カ国対抗 2013 第1戦・対フィリピン代表 日本代表メンバー>
1.三上正貴(東芝) 2.湯原祐希(東芝) 3.山下裕史(神戸製鋼)
4.大野均(東芝) 5.真壁伸弥(サントリー)
6.菊谷崇(トヨタ自動車) 7.マイケル・ブロードハースト(リコー) 8.ホラニ龍コリニアシ(パナソニック)
9.日和佐篤(サントリー) 10.小野晃征(サントリー)
11.小野澤宏時(サントリー) 12.立川理道(クボタ) 13.マレ・サウ(ヤマハ発動機) 14.廣瀬俊朗(東芝)
15.五郎丸歩(ヤマハ発動機)
16.青木佑輔(サントリー) 17.浅原拓真(東芝) 18.畠山健介(サントリー)
19.伊藤鐘史(神戸製鋼) 20.ジャスティン・アイブス(キヤノン) 21.ヘンドリック・ツイ(サントリー)
22.田村優(NEC) 23.福岡堅樹(筑波大2年)
〔バックアップメンバー〕
・PR 平島久照(神戸製鋼)
・HO 木津武士(神戸製鋼)
・FL/NO8 安井龍太(神戸製鋼)
・SH 内田啓介(筑波大4年)
・SO/CTB 中村亮土(帝京大4年)
・WTB/CTB 今村雄太(神戸製鋼)
ジョーンズHCと廣瀬キャプテンはフィリピン代表戦が開催される福岡市の
貞刈厚仁副市長(写真左)を表敬訪問し、ラグビージャージーをプレゼント