バージェスが豪州協会と２年契約　レベルズへ

　2015年ワールドカップへ向けて、オーストラリアに経験豊富なスクラムハーフが帰ってくる。同国ラグビー協会は15日、フランスのトゥールーズに現在所属しているルーク・バージェス（29歳）と２年契約を結んだと発表した。国内チームでは古巣のブランビーズやワラタスも獲得に興味を示していたが、メルボルン・レベルズが彼のハートを射止めた。
　フランスを離れることが決定したバージェスだが、トゥールーズは国内最高峰選手権のトップ14で３連覇を目指してリーグ終盤を戦っている最中であり、彼が母国へ帰国できるのは、６月１日のプレーオフ決勝が終わってからになる見込み。
　ワラビーズ（オーストラリア代表）ジャージーをめぐっては、ウィル・ゲニア（レッズ）、ニック・ホワイト（ブランビーズ）、ニック・フィップス（レベルズ／来季はワラタスへ移籍）などライバルは多いが、テストマッチ37キャップを持つバージェスは代表復帰に燃えており、８月17日から10月５日まで開催される南半球４カ国対抗戦（ラグビーチャンピオンシップ）でのプレーが期待される。もし状態が良く、ロビー・ディーンズ代表ヘッドコーチが早期合流を望めば、６月下旬から７月上旬にかけて行われるブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズとのテストシリーズで出番があるかもしれない。