各国代表 2013.04.04

アイルランド代表 成績不振でキドニーHCを解任

アイルランド代表 成績不振でキドニーHCを解任


Ireland


 


 アイルランド代表のデクラン・キドニーHC(ヘッドコーチ)が欧州6カ国対抗戦での成績不振により解任された。マンスターを2度欧州チャンピオンに導き、代表指揮官に就任して1年目の2009年にはシックスネーションズで61年ぶりの全勝優勝を達成、IRB(国際ラグビーボード)の年間最優秀コーチにも選ばれた名将だが、アイルランドラグビー協会は4月2日、同氏と契約を更新しないことを発表。キドニー氏は契約期限となる6月30日を前に、ポストを降りた。



 2011年ワールドカップではグループステージで優勝候補のオーストラリア代表を破るなど、存在感を見せたアイルランド代表だが、今年のシックスネーションズでは1勝しかできず、14年の大会史においてワーストの5位でフィニッシュ。格下イタリア代表にも同大会で初めて敗れるなど精彩を欠き、世界ランキングは過去最低の9位に転落した。
 アイルランド協会は、キドニー氏の5年間の手腕を高く評価しながら
も、「ナショナルチーム・レビュー・グループ」で徹底的にチェックを行い、指揮官を替える決断をした。



 アイルランド代表は6月にアメリカとカナダへ遠征することになって
おり、レス・キス ディフェンスコーチが臨時的にチームをまとめる予定だ。長期的なヘッドコーチの後任候補には、2011年にスーパーラグビー初優勝を成し遂げたレッズのユーアン・マッケンジー氏(現レッズディレクター)や、レンスターを2度も欧州王者に導いたジョー・シュミット氏などの名前が挙がっている。


 

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