セブンズ 2013.03.31

日本、シールド決勝進出! 東京セブンズでタイトル獲得へ

日本、シールド決勝進出! 東京セブンズでタイトル獲得へ


sakai


逆転トライへ走り出す坂井克行キャプテン
(撮影:松本かおり)


 


 


 男子7人制日本代表が「東京セブンズ 2013」で見事な2勝目を挙げた。31日、秩父宮ラグビー場で行われたボウル準々決勝(9〜16位トーナメント)でウエールズに14−22で敗れ、13位以下のチームによるシールドトーナメントの準決勝に回った日本は、ポルトガルに19−15で逆転勝ちした。


 セブンズワールドシリーズにおいて、日本がポルトガルに勝ったのは初めて。



 前半1分過ぎ、日本は自陣深くのスクラムでボールを取られ、先制された。その2分後にはキックパスを駆使され、2トライ目を許し差が広がる。
 しかし前半終了前、日本は粘り強くつなぎ、桑水流裕策がトライ。難しい位置から坂井克行キャプテンがゴールを決め、7−10と追い上げて折り返した。
 後半も先に得点された日本だが、接点でも奮闘し、流れを少しずつ引き寄せると、3分に成田秀悦がインゴールに入り、再び3点差とする。


 そしてリスタート。ボールをキープしたポルトガルに対し、桑水流が激しいプレッシャーをかけ、こぼれ球を勇敢に突っ込んだ大島佐利がセービング、ボールを手にした坂井が強引に防御網を突破してゴールラインを越え、逆転トライを挙げた。日本は残り時間を守り切り、今季ワールドシリーズで3度もベスト8入りしているポルトガルを下した。



「負けたら終わり。みんな、まだ終わりたくなかった。みんなの勝ちたい気持ちが出た」と坂井キャプテン。次戦に向けて、「すべてを出し切る。すべてを秩父宮に置いていく」と語った。



 日本は今日行われるシールド決勝で、カナダと対戦する。今大会プール戦でも両チームは激突し、日本は競り勝っているだけに、タイトル獲得の可能性は十分ある。


 

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