国内 2013.03.03

胸躍らす九電LO吉上耕平 37歳でトップリーグオールスター初出場へ!

胸躍らす九電LO吉上耕平 37歳でトップリーグオールスター初出場へ!


kichijyo


吉上耕平
(撮影:BBM)



 


 今日、3月3日に和歌山・紀三井寺公園陸上競技場で行われるトップリーグオールスター「FOR ALL チャリティーマッチ in 和歌山」。同ゲームへの参加選手の中で、最年長となる吉上耕平(九州電力キューデンヴォルテクス)が胸を躍らせている。
 福岡・筑紫丘高校から早大を経て九電に入社した職人は、2012-2013シーズンが、社会人としてプレーした15年目だった。37歳にしてのドリームマッチ初出場。興奮は隠せない。
「試合前日の練習が新鮮でした。限られた時間の中で、最高のプレーをしようと思ったら大切なことが明確になる。強いチームの選手たちのコミュニケーション能力の高さをあらためて感じました。僕はLOなので均ちゃん(大野)や望月(ともに東芝)と一緒だったのですが、刺激になった」
 まだまだ長く続けたい現役生活。そのためには成長が不可欠だが、現役選手である以上不可欠な、向上心をくすぐるものがそこにはあった。
 コンバインドチームでのプレーは、「久しぶり」と笑う。九州代表でのプレーはあるが、全国トップレベルのプレーヤーが集うチームとなると、学生日本代表までさかのぼる。
「少し興奮しています。いやあ、みんなといる時間が楽しい(笑)。試合では、自分らしいプレーを見せたいですね。ワークレートの高さであったり、いいボールを出すとか、こだわりの部分を」
 職人芸であるキックチャージの実現にも意欲を燃やす。
 九電でただ一人得た出場の機会を存分に楽しみたい。そして、チームを背負ってプレーする意味も深く理解する。
「会社のこともあって、チームは複雑な空気に包まれているところもあります。そういう中で、みんなが取り組んでいる姿勢を自分を通して感じてもらえたら、と思う。和歌山という土地では馴染みの薄いチームだと思いますが、少しでも印象に残るようなプレーをしたいですね」
 後半からの出場が予定されている。「トップリーグシニアハートチーム」の最年長らしく、心のこもった時間を刻むと約束した。


 

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