海外 2012.12.21

アイルランド代表とアルスターに痛手 大型WTBボウが4カ月離脱へ

アイルランド代表とアルスターに痛手 大型WTBボウが4カ月離脱へ

 今季セルティックリーグで開幕から10戦全勝の首位を走るアルスター(アイルランド)は12月20日、アイルランド代表51キャップを持つ大型WTBのトミー・ボウ(28歳)が、膝の手術を受けて成功したことを発表し、戦列復帰まで約4カ月かかる見込みであることを明らかにした。
 ボウは今月15日のノーサンプトン・セインツ戦で右膝の外側靭帯を負傷していた。
 2008年と2010年に、アイルランドの選手協会による年間最優秀選手賞を受賞し、2010年のシックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)で大会MVPに選ばれた世界クラスのフィニッシャーは、オスプリーズ(ウエールズ)で4年間過ごしたあと、今季から古巣に戻ってきた。
 アルスターは7季ぶりのセルティックリーグ優勝とともに、14季ぶりの欧州王座奪還を目指しており、ハイネケンカップではプール4のトップ。しかし、カストル(フランス)、ノーサンプトン・セインツ(イングランド)と激しく競っており、ボウの離脱は大きな戦力ダウンとなるのは必至だ。
 また、アイルランド代表にとっても痛手であり、来年2月2日から3月16日まで開催される2013シックスネーションズは、ボウ抜きで戦わなくてはならない。さらに彼は、来年6月にオーストラリア遠征を行うブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの候補選手であり、4年に一度結成されるそのドリームチームを指揮するウォーレン・ガットランドHCにとっても、大きな心配事となった。


 

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