ウエールズ新鋭ＷＴＢカスバート　仏行き選ばずカーディフと３年契約

　カーディフ・ブルーズ（セルティックリーグ）は19日、ウエールズ代表13キャップを持つ22歳のスピードスター、アレックス・カスバートと新たな３年契約を結んだと発表した。
　サッカーと馬術競技の経験があり、７人制ラグビーでもステップワークとハンドリングスキルを磨いた身長198センチの大型新鋭ＷＴＢは、2011年12月にウエールズ代表デビュー。昨季セルティックリーグ（ラボダイレクト・プロ12）ではトライランキング２位（13試合で10トライ）の成績を残し、今年は６月のバーバリアンズ戦を除くテストマッチ全12試合で先発出場、ウエールズの新たな勝負強いフィニッシャーとして信頼を勝ち取った。
　最近は、欧州チャンピオンであるウエールズ代表の主力選手が相次いでフランスのクラブへ移籍を決めており、若く才能豊かなカスバートにもトゥーロンやラシン・メトロが熱烈なアプローチをかけていたが、カーディフのチームメイトである主力のＣＴＢジェイミー・ロバーツが退団を決めたこともあり、少なくとも2016年５月末までは愛着あるチームに残留し、仲間とともに再建する道を選んだ。

【YouTube 動画／アレックス・カスバート】
https://www.youtube.com/watch?v=G7N6XAjym70