帝京が早稲田に逆転勝ち　関東大学対抗戦Ａ連覇へ全勝キープ

　関東大学対抗戦Ａで連覇を狙う帝京大が、東京・秩父宮ラグビー場で早稲田大と対戦し、37−27で逆転勝利を収めた。帝京はこれで５戦全勝、早稲田は３勝２敗となった。
　10−10で迎えた前半終了間際、早稲田大がラインアウトからのバックス攻撃で、FB黒澤健が突破してゴール前に迫り、最後はFL金正奎が走り込んで逆転トライを奪った。早稲田が７点リードで折り返す。
　後半にペナルティゴール（PG）を１本ずつ取ったあと、51分、早稲田SO間島陸のPGが右ポストに当たって跳ねかえったところを、FL金がいち早く反応してゴールに入った。
　ディフェンスに厳しさがみられず、13−27とリードされた帝京だったが、ここから底力を発揮。60分、ラインアウトからのモールドライブでNO８李聖彰が押し込んだ。ゴールも決まり20−27。その後PGを決めて４点差に迫った前王者は74分、自分たちのハイパントボールを敵陣で確保し、CTB中村亮土が中央を突破してポスト下に逆転トライを決めた。その３分後にはインターセプトからCTB荒井基植が走りきり、勝負あり。
　帝京大は次戦（11月18日）、明治大と対戦する。早稲田大は同月23日に慶應義塾大とぶつかる。