クルセーダーズの元トライ王マイトランド　ＮＺ去りスコットランドへ

（ショーン・マイトランド）

　セルティックリーグ（ラボダイレクト・プロ12）に属するスコットランドのグラスゴー・ウォーリアーズは23日、Ｕ20ニュージーランド代表で世界一を経験し、南半球スーパーラグビーではトライ王に輝いたことがある大型ＷＴＢショーン・マイトランド（24歳）と、契約したと発表した。健康診断とビザ取得に問題がなければ数週間内に合流する予定で、2015年５月末まで彼はウォーリアーズの一員となる。
　母方の血筋で2010年にＮＺマオリ代表入りした逸材だが、オールブラックスに選出されたことはない。父方の祖父母がグラスゴー出身であるため、スコットランド代表入りも期待されている。
　19歳だった2008年から強豪クルセーダーズ（ＮＺ）に在籍し、2011年のスーパーラグビーでは９トライをマークして、サレル・プレトリアス（南ア・チーターズ）、ビヨーン・バッソン（南ア・ブルズ）とともに初のトップトライスコアラーとなった。ＦＢとしての評価も高く、ウォーリアーズのバックスリーが厚みを増すのは間違いない。
　ラグビーの血統は一級品。オーストラリア代表ＳＯクウェイド・クーパーのいとこであり、1987年ワールドカップで優勝を遂げた元オールブラックスＣＴＢのジョー・スタンリーも親戚にあたる。