サントリーが首位キープ パナソニックと神戸製鋼も快勝
トライを挙げたパナソニックWTB山田章仁(左)と喜ぶソニービル・ウィリアムズ
(撮影:見明亨徳)
ジャパンラグビートップリーグは13日、東京・秩父宮ラグビー場などで第6節の5試合が行われた。
これまで唯一の5戦全勝で、連覇へ向け順調に進んでいるサントリーは、愛知・瑞穂公園ラグビー場でトヨタ自動車と対戦。後半の59分までに13−17とリードされたものの、63分にWTB小野澤宏時が逆転トライを挙げ、その後もWTB長友泰憲の快足とCTBニコラスライアンのキックで加点し、逃げ切った。サントリーはボーナスポイントこそ奪えなかったものの、6勝0敗(勝点29)で首位をキープ。接戦を落としたトヨタ自動車は3勝1分2敗(勝点15)となった。
第4節(トヨタ自動車戦)の引き分けを挟んでいるものの、同じく負けなしの神戸製鋼は大阪・近鉄花園ラグビー場で九州電力とぶつかり、計10トライの猛攻で70−24と圧勝した。コベルコスティーラーズは5勝1分(勝点25)、キューデンヴォルテクスは勝星なしの6連敗(勝点4)となった。
昨季のファイナリストであるパナソニックは、CTBソニービル・ウィリアムズが攻撃の起点となり、秩父宮でヤマハ発動機に35−18と快勝。前半10分にソニービルのオフロードから先制トライを挙げたWTB山田章仁は、15分と71分にもファイブポインターとなりハットトリック。今季6戦で、トライの数を早くも11に伸ばしている。チームは4勝2敗(勝点21)で暫定3位に浮上。ヤマハ発動機は連敗で4勝2敗となり、勝点は18のまま。
花園で行われたNTTドコモと近鉄の関西ダービーは、後半だけで7トライを奪った近鉄が59−7で大勝した。初の4強入りを目指す近鉄は3勝3敗(勝点16)、ドコモは0勝6敗(勝点0)と出口が遠い。
同じく下位で苦しんでいるリコーとNECの対戦は、前半から主導権を握ったリコーが36−19で制している。6トライを挙げたリコーはボーナスポイントも上乗せして勝点11(2勝4敗)、NECは勝点10のままで(2勝4敗)、リコーと順位が入れ替わり11位に下がった。