国内
2012.08.28
TL開幕節はベンチスタート濃厚なリコーCTBオリフィエ 長期契約も視野か
日本最高峰のラグビートップリーグ(TL)で9月1日に初戦を迎える昨季7位のリコーには、南アフリカ代表37キャップを取得したCTBワイナンド・オリフィエが新加入。28日、世田谷・砧グラウンドでの練習後、「TLでプレーできることを楽しみにしている」と語った。
「今は(リコーの)ゲームプランを学んでいる」というオリフィエは、求められる役割を「ワークレートやフィジカルの高さを見せ、チームに経験を伝えること」と説明した。春先はブルズの一員として、南半球最高峰であるスーパー15に参戦。リコーには8月上旬に合流し、最初の公式戦ではベンチ入りが濃厚だ。
本人は「少しでもゲームタイムがあればいいと思う。試合のシチュエーションでプレーをするのがチームのためにも、僕のためにもいい。やればやるほど、慣れていい感じになる」と笑顔である。これまで国内での練習試合には1度しか出ていない。仲間とともに試合をこなすことで、よりチーム内での呼吸を合わせたいと話す。
シーズン終了後は、契約の残るブルズに戻る。
「(リコーとは)一応、1シーズンの契約になっている。ただ、様子を見ないと何とも言えないですが、2、3年目も契約できたらと思っています。ブルズで学んで、スプリングボクス(南アフリカ代表)でのテストマッチを何試合かやって、それから日本に戻って来れたら」
昨季準優勝のパナソニックとの開幕節は、東京・秩父宮ラグビー場で17時キックオフ。
(文・向 風見也)