カナダ 男女揃ってセブンズW杯出場決定 米国男子も北米カリブ予選突破
ロシアの首都モスクワで来年6月28日に開幕する「2013 ラグビーワールドカップ・セブンズ」の、北米・カリブ代表が決まった。先週末の25日と26日にカナダの首都オタワで地区予選が行われ、2枠を争った男子では、カナダとアメリカが出場権を獲得。女子はカナダが、圧倒的強さでわずか1枚の切符をものにした。
セブンズ・ワールドシリーズでコアチーム(世界トップ15)入りしている北米2大国の男子7人制代表は、初日から危なげなく勝ち進み、出場権をかけた準決勝では、アメリカが33−7でメキシコに勝利、カナダはジャマイカに31−0で快勝した。北米・カリブ王座は、26−19で決勝戦を制したカナダが手にしている。
女子は、前回大会(2009年)でベスト4だった強豪アメリカが自動的に本大会参戦を決めているため予選には参加せず、昨年末にドバイで開催された「IRB ウィミンズ・セブンズチャレンジカップ」の優勝チームであるカナダの独壇場。6試合すべてで1点も許さず、トリニダード・トバゴとの決勝戦も46−0で完勝した。
男女とも残る予選は、アフリカ、アジア、南米の3地区。日本男子は6大会連続出場を、日本女子は2009年の第1回大会に続く2度目の出場を目指す。
2016年オリンピックも視野に、男女ともセブンズで存在感を増してきたカナダ。ファンも大喜び
(撮影:Felix Ordonez, HKRFU / 写真は香港セブンズより)
≪2013 ワールドカップ・セブンズ 予選≫
※ 地区予選 【代表枠】/予選開催日(開催地)
〔男子 本大会出場:24チーム〕
●アフリカ【2】 / 2012年9月28〜30日(モロッコ・マラケシュ)
●アジア【3】 / 2012年11月2〜3日(シンガポール)
●南米【1】 / 2013年2月23〜24日(ブラジル・リオデジャネイロ)
◆予選免除【9】: ロシア(開催国)、前回大会優勝=ウエールズ、同2位=アルゼンチン、同ベスト4=サモア、ケニア、同ベスト8=ニュージーランド、イングランド、南アフリカ、フィジー
◆ヨーロッパ【5】 : ポルトガル、スペイン、フランス、グルジア、スコットランド
◆オセアニア【2】 : オーストラリア、トンガ
◆北米・カリブ【2】: カナダ、アメリカ
〔女子 本大会出場:16チーム〕
●アフリカ【1】 / 2012年9月28〜30日(モロッコ・マラケシュ)
●アジア【3】 / 2012年10月6〜7日(インド・プネ) ※ オセアニア代表のフィジーもアジア予選に参加
●南米【1】 / 2013年2月23〜24日(ブラジル・リオデジャネイロ)
◆予選免除【5】: ロシア(開催国)、前回大会優勝=オーストラリア、同2位=ニュージーランド、同ベスト4=南アフリカ、アメリカ
◆ヨーロッパ【5】 : イングランド、スペイン、フランス、オランダ、アイルランド
◆北米・カリブ【1】: カナダ