ワールドカップ
2012.06.28
あと3年しかないイングランド代表 ファレル入閣 ベテラン引退
イングランド・ラグビー協会(RFU)は28日、昨季までサラセンズの1軍コーチを務めていたアンディ・ファレル氏を、イングランド代表のコーチングスタッフに加えると発表した。2016年1月末までの3年半契約で、特に2015年の地元開催ワールドカップに向けて、バックスとディフェンスの強化を担当する。
2010−2011シーズンにプレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)初優勝を遂げたサラセンズと2014年まで契約を結んでいたファレル氏だが、今年6月1日に突然、退団を発表。今年のシックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)でイングランド代表の暫定BKコーチを務めており、スチュアート・ランカスター代表ヘッドコーチとの信頼関係も厚いことから、ナショナルチームのコーチ入閣は確実視されていた。
イングランド代表は6月の南アフリカ遠征で、テストマッチ0勝2敗1分と厳しい結果に終わったため、RFUも再建に向けて早めに着手した格好となる。ニュースサイト『BBC SPORTS』によれば、南ア遠征で短期の臨時BKコーチを務めたマイク・キャット氏には、別のポジションが用意される予定。
また、3年後に向けてRFUと代表スタッフは若い選手を育てなければならず、出番が少なくなった2011年ワールドカップのイングランド代表HOリー・ミアーズ(33歳)と、安定感のあるキックを武器に38キャップを重ねたSOチャーリー・ホジソン(31歳)が、28日にナショナルチームからの引退を発表した。
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