レベルズが新たな大物獲得！　レッズＦＷヒギンボッサムと２年契約

　スーパーラグビーに参戦しているメルボルン・レベルズ（オーストラリア）は18日、レッズ所属のルースFWスコット・ヒギンボッサムと来季からの２年契約を結んだと発表した。同国代表選手として11キャップを持ち、2011年ワールドカップにも出場した25歳は、７人制で鍛えた脚力と激しいタックル、豊富な運動量が魅力の大型選手で、昨季は全18試合出場とチームトップタイの６トライでレッズに『南半球最強クラブ』の称号をもたらした功労者のひとり。いまや、オーストラリアで最高のブラインドサイドFLといわれており、今年のテストマッチでは前代表主将のロッキー・エルソムを押し退けて「６番」確保が有力視されている。
　一方、スーパーラグビー参入２年目を迎えたレベルズは、ユーティリティBKジェームズ・オコナーとFB/SOカートリー・ビールという世界的ヤングスター２人が今季一気に加入。他チームに比べると選手層はまだ薄く下位で苦しんでいるが、先週末は優勝候補のクルセーダーズから勝利を奪うなど、着実に進化している集団だ。２シーズンに渡って奮闘してきた元ウエールズ代表のNO8ガレス・デルヴは退団が濃厚だが、ヒギンボッサムという新たな大物FW獲得で、来季はさらなる躍進が期待される。