今季2冠の7人制イングランド女子 2013セブンズW杯優勝候補へ
IRBウィメンズ・セブンズチャレンジカップを今年2度制したイングランド女子
(写真は香港セブンズより/提供:香港ラグビー協会)
2011−12シーズンから初めてIRB(国際ラグビーボード)公認の女子7人制国際大会が実施され、先週末にロンドンで開催された第3戦では、地元のイングランド代表が第2戦(香港大会)に続いて2度目の優勝に輝いた。
準決勝は、第1戦・ドバイ大会王者のカナダと延長戦までもつれたが、15人制で39キャップを持っている22歳のエミリー・スカーラットが決勝トライを決め、19−12で勝利。ファイナルステージではオランダに先制を許したものの、総合力で上回り、34−7で栄冠を獲得した。
オランダ・オリンピック委員会から資金援助を受けながら、一週間に20時間以上トレーニングを行っているというオランダ女子は、成長の証を見せることはできたものの、パワフルで組織的戦術に優れるイングランドを倒すまでには至らなかった。
来年には第6回ラグビーワールドカップ・セブンズ(女子は2回目)がモスクワで開催されるが、IRBとホストを務めるロシアラグビー協会は12日、開催期間は6月28日〜30日に決まったと正式に発表。アジア予選(今年10月開催)で日本のライバルとなる中国とカザフスタンも「ウィメンズ・セブンズチャレンジカップ 第3戦ロンドン大会」に参戦しており、中国は9位決定戦でポルトガルに43−5で勝利。カザフスタンは11位決定戦で2016年夏季五輪開催国のブラジルを19−17で破り、最下位を免れている。
(情報提供:IRB)
<2012 IRBウィメンズ・セブンズチャレンジカップ 第3戦ロンドン大会 最終結果>
【優勝決定戦】
イングランド 34 − 7 オランダ
【3位決定戦】
カナダ 19 − 14 オーストラリア
【5位決定戦】
アメリカ 22 − 7 ロシア
【7位決定戦】
南アフリカ 14 − 7 フランス
【9位決定戦】
中国 43 − 5 ポルトガル
【11位決定戦】
カザフスタン 19 − 17 ブラジル