海外
2012.05.08
ブランビーズ 2人目司令塔も離脱 リアリイファノ骨折で豪1位ピンチ
2012スーパーラグビーは後半戦に突入しており、昨季王者のレッズが苦戦するなか、オーストラリア・カンファレンスのトップに立っているのがブランビーズだ。2007年ワールドカップで南アフリカ代表を世界一に導いたジェイク・ホワイトHC(ヘッドコーチ)が今季からキャンベラチームの指揮を執り、現在、6勝4敗(勝点35)と好調をキープしている。
しかし、攻撃の鍵を握る司令塔クリスチャン・リアリイファノが先週末のワラタス戦で右足首を骨折し、今大会中の復帰は絶望であることが7日、明らかになった。ブランビーズの発表によれば、診断結果は全治6カ月で、月曜日に手術を受けたとのこと。オーストラリア代表入りが確実視されていた24歳は、スーパーラグビー離脱に泣いたばかりでなく、テストデビューの夢も来年に持ち越しとなりそうだ。
8年ぶりのプレーオフ進出を目指すブランビーズは、もうひとりの新鋭SOマット・トゥームアを左膝前十字靭帯断裂ですでに欠いており、苦しい戦いを強いられることになった。新たな「背番号10」争いは、スピードがあるロビー・コールマンとキックが巧みなザック・ホームズ、という2人の21歳を中心に展開されると思われる。
(情報提供:バリー・ロス)
年内の復帰はほぼ絶望となったクリスチャン・リアリイファノ
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)