日本代表ＷＴＢ藤田　「楽しくできた」

　５日に福岡・レベルファイブスタジアムで行われた「アジア五カ国対抗 2012」の第２戦で、UAE（アラブ首長国連邦）を106−３で制した日本代表のWTB藤田慶和が、国内テストマッチ最年少出場記録を18歳７カ月27日で更新した。前半11分を皮切りに６トライをマークし、「楽しくできたと思います」と語った。
　左ウイングでの出場ながら、右タッチライン際でのトライを決めるなど八面六臂に動いた。エディー・ジョーンズヘッドコーチからは「どんどんボールタッチをしろ。色んなポジションに入っていい」と指示され、「運動量で相手に勝ろうかなと思っていました」。
　試合開始時の入場は先頭だった。主将のWTB廣瀬俊朗に促されたからで、「あれはもう、サプライズでした」と振り返る。試合を終えれば多くの報道陣に囲まれ、「チームメイトに感謝したいと思います」など行儀の良い談話を残した。

（文・向 風見也）