フランス王者トゥールーズ　グルジアに再びＳＯＳ

　フランス最高峰リーグ「トップ14」で連覇を狙うトゥールーズが、短期契約でグルジア代表のHOジャバ・ブレグヴァゼを獲得したことが24日、明らかになった。王者は背番号「２」を固定できずに苦しんでいるため、緊急処置。フロントローの中心選手であるフランス代表HOウィリアム・セルヴァットゥは、２月上旬から３月中旬にかけて開催されるシックスネーションズ（欧州６カ国対抗戦）に参戦するためチームを離れ、新加入の元南アフリカ代表ゲーリー・ボタは12月末のモンペリエ戦で右足を骨折し、約４カ月間の長期離脱に入っている。そこでトゥールーズは代役としてグルジア代表の経験豊かな35歳、アクヴセンティ・ギオルガゼを昨年末に呼び寄せたものの、彼はデビュー戦となった今月７日のリヨン戦で太もも裏を痛め、わずか15分で救世主の期待は断たれていた。
　SOSを送られた新たなグルジアの猛者は、2011年ワールドカップを含む代表17キャップの経験を胸に、早ければ今週末のラシン・メトロ戦から出場する予定。