ワールドカップ 2011.09.30

生か死か W杯激戦区D組の大一番 南アとサモアが今夜激突

生か死か W杯激戦区D組の大一番 南アとサモアが今夜激突

 2011ラグビーワールドカップNZ大会の各プール戦は大詰めを迎え、激戦区プールD通過(上位2チーム)をかけて今夜、前チャンピオンの南アフリカと今大会のダークホース的存在であるサモアが激突する。


 3勝0敗(勝点14)の南アフリカはトップ通過へ断然優位な立場にいるが、もし今夜敗れて、明後日ウエールズがフィジーに勝てば脱落の可能性もあり、最悪でも引き分けかボーナスポイント(4トライ以上、もしくは7点差以内の敗戦で1点)獲得が求められる。一方、2勝1敗(勝点10)で3位のサモアは、勝利は絶対条件であり、ボーナスポイント獲得で2位のウエールズ(勝点10)にプレッシャーをかけたいところ。
 ワールドカップで試合ごとに調子を上げている南アフリカは、太もも裏を痛めていたLOマットフィールドが戦列復帰し、ベンチスタートのスミットに代わりキャプテンを務める。HOは、実力では国内トップの評価を得る運動量豊富なビスマルク・デュプレッシーが今大会初先発。サモアの方は、先発陣の平均年齢30歳と、経験豊かなメンバーを揃えてきた。
 両チームは過去6度対戦し、南アフリカが全勝。しかし、2007年9月のラストゲームからサモアは著しく力を伸ばし、今年7月には優勝候補の一角オーストラリアを破っており勢いがある。スクラム、ラインアウトのセットプレーとボールキープ力は南アフリカが上手。サモアはCTBマプスアのバックスライン統率、巨漢WTBトゥイランギの勝負強さ、FBウィリアムズのカウンターアタックが鍵となり、序盤にリードできなければ試合巧者の前世界チャンピオンを崩すのは難しい。
 生か死か。大一番のチケットは即完売。大勢のサモアサポーターがオークランド市内で早くも盛り上がっており、熱戦が期待される。キックオフは現地時間20時30分(日本時間16時30分)。


 



<南アフリカ代表 出場予定メンバー>


 


1.T・ムタワリラ   2.B・デュプレッシー   3.J・デュプレッシー   4.D・ロッソウ   5.V・マットフィールド(主将)   6.H・ブルソー   7.S・バーガー   8.P・スピース   9.F・デュプレア   10.M・ステイン   11.B・ハバナ   12.F・ステイン   13.J・フーリー   14.JP・ピーターセン   15.P・ランビー


 


16.J・スミット   17.G・スティアンカンプ   18.CJ・ファンデルリンデ   19.W・アルベルツ   20.F・ロー   21.F・ホーハート   22.J・デヴィリアス



 


<サモア代表 出場予定メンバー>


 


1.S・タウラフォ   2.M・シュワルガー(主将)   3.C・ジョンストン   4.D・レオ   5.K・トンプソン   


6.T・トゥイフア   7.M・ファアサヴァル   8.G・スタワーズ   9.K・フォトゥアリイ   10.T・ピシ   


11.A・トゥイランギ   12.E・サポル   13.S・マプスア   14.D・レミ   15.P・ウィリアムズ


 


16.O・アヴェイ   17.A・ペレニセ   18.L・ムリポラ   19.O・トレヴィラヌス   20.F・レヴィ   


21.J・ポールレウリンガガ   22.G・ピシ


 

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