日本代表FL西原　「悔しかった」

　ジョン・カーワンHC（ヘッドコーチ）から「オープンサイドFLのスペシャリスト」として日本代表に招集され、21日のアメリカ戦（○20−14・秩父宮）に先発した西原忠佑は後半9分で途中交代を告げられた。「僕は矢印をスタッフに向けない。『何で替えたんや』とは思わず、『あかんかったのかな』と。悔しかったですね」と語った。低いタックルやブレイクダウンでの低いプレーなど、地味な仕事を求められる西原だが、「今日は（肉弾戦で相手に）めくられる部分があった。そこが強みなのに」と悔いた。今秋開幕のワールドカップ・ニュージーランド大会のメンバーが22日に発表されるが、「自分より周りのほうが盛り上がっているかも」と笑った。合否に関わらず、アスリートとしての最大限の努力を重ねるつもりだ。

（文／向 風見也）