世界最高峰FLジョージ・スミスが都内でサントリー入団会見
2011年度シーズンからサントリーサンゴリアスと3年契約を結んだ、元オーストラリア代表FLジョージ・スミスが8日、東京都内で入団会見を行った。
世界最速の29歳・4日という若さでテストマッチ100試合出場を達成し、昨年2月5日に代表引退を発表するまで、ワラビーズ(オーストラリア代表)のフォワードとして歴代最多、FLとしては世界最多の110キャップを獲得した世界最高峰アスリートは、「日本のラグビーはスピード感があり、以前から興味を持っていた。はやく日本語を覚えて、日本人選手からもラグビーを学び、まだまだ成長したい。そして、自分が培った経験はこのチームにしっかり伝えていく」と抱負を述べた。
いまだ世界トップクラスの31歳FLをめぐっては、ヨーロッパの複数クラブも熱心に獲得争奪戦を繰り広げたが、選手と監督という立場でともにブランビーズの黄金期を築き、2003年ワールドカップでも一緒に戦った、エディー・ジョーンズ監督がいるサントリーを選んだ。恩師は、「彼はプレーヤーとしてはもちろん、人間的にもすばらしい人物。世界でも屈指の名選手であることは間違いない。(昨季まで在籍した)ジョージ・グレーガンがサントリー選手のレベルを引き上げてくれたように、その才能があるジョージ・スミスにも期待している」と語り、新たなシーズンへ自信の笑みを浮かべた。
入団会見で笑顔を見せるジョージ・スミス(右)とエディー・ジョーンズ監督
● FL ジョージ・スミス (George Smith)
・1980年7月14日生まれ(31歳)
・身長 180cm 体重 103kg
・代表キャップ: 110
【在籍チーム】
・2000−2010: ブランビーズ(オーストラリア)
・2010−2011: トゥーロン(フランス)
・2011− : サントリーサンゴリアス
【主な経歴】
・ワールドカップ準優勝(2003年)
・南半球スーパーラグビー優勝(2001、2004年)
・欧州チャレンジカップ準優勝(2010年)
・オーストラリア年間最優秀選手「ジョン・イールズ・メダル」受賞(2002、2008年)
・スーパーラグビー最優秀豪州選手(2006〜2009年)