極秘トレしていた南ア代表“１軍・故障組” 15名が完全復活へ

　スプリングボクス（南アフリカ代表）のピーター・デヴィリアス監督は5日、地元でのトライネーションズ（13日：オーストラリア戦、20日：ニュージーランド戦）に臨む代表スコッド24名を発表し、故障でリハビリと極秘トレーニングを行っていた15選手が戦列復帰することが明らかになった。24名中、7月末の豪州＆ＮＺ遠征に参加したのは9名のみで、ようやく“1軍”がベールを脱ぐ。
　右腕を骨折し、スーパーラグビーの大半を欠場した2010年南ア最優秀選手、PRガースロ・スティアンカンプも完全復活。司令塔の一番手と目されていたモルネ・ステインが開幕戦（オーストラリア戦）で不発に終わっており、万能BKフランソワ・ステイン、SO/CTBブッチ・ジェームズの起用にも注目が集まる。
　ワールドカップ・スコッド入りが期待されるリハビリ継続組は、LOヨハン・ムラー（太もも裏）、LOアンドリース・ベッカー（足首）、FLスカルク・バーガー（右手親指）、FLジュアン・スミス（アキレス腱）、NO8デュアン・フェルミューレン（膝）、NO8ヴィレム・アルベルツ（肩）。その他の注目どころでは、FLハインリッヒ・ブルソー（FSチーターズ）、SOパトリック・ランビー（ナタール・シャークス）などは国内選手権カリーカップに参戦予定。これらの選手は状態が上がれば、20日のニュージーランド戦に出場する可能性がある。
　

＜豪州＆NZ遠征参加組＞
【PR】　CJ・ファンデルリンデ（ストーマーズ）
【HO】　ジョン・スミット（シャークス）
【LO】　ダニー・ロッソウ（ブルズ）　　　ヘラード・モスタート（シャークス）
【FL】　ジャン・デイセル（シャークス）
【SH】　ルアン・ピナール（アルスター＝IRE）
【SO】　モルネ・ステイン（ブルズ）
【CTB】　ジュアン・デヨーン（ストーマーズ）
【FB】　ジオ・アプロン（ストーマーズ）　　　　

＜復帰組＞
【PR】　ガースロ・スティアンカンプ（ブルズ）　　　ヤニー・デュプレッシー（シャークス）　　　テンダイ・ムタワリラ（シャークス）
【HO】　ビスマルク・デュプレッシー（シャークス）
【LO】　ヴィクター・マットフィールド（ブルズ）　　　バッキース・ボタ（ブルズ）
【NO8】　ピエール・スピース（ブルズ）
【SH】　フーリー・デュプレア（ブルズ）　　　フランソワ・ホーハート（ブルズ）
【SO】　ブッチ・ジェームズ（ライオンズ）　　　
【CTB】　ジャック・フーリー（ストーマーズ）　　　ジャン・デヴィリアス（ストーマーズ）
【WTB】　ブライアン・ハバナ（ストーマーズ）　　　JP・ピーターセン（シャークス）
【UB】　フランソワ・ステイン（ラシン・メトロ＝FRA）

＜リハビリ継続組＞
【LO】　ヨハン・ムラー（アルスター＝IRE）　　　アンドリース・ベッカー（ストーマーズ）
【FL】　スカルク・バーガー（ストーマーズ）　　　ジュアン・スミス（チーターズ）
【NO8】　デュアン・フェルミューレン（ストーマーズ）　　　ヴィレム・アルベルツ（シャークス）

※ 所属チームは2011年スーパーラグビー時（欧州拠点選手除く）