各国代表
2011.08.01
NZ代表LOソーンなど豪州戦出場へ ギアもWTBサバイバル参戦
7月30日のトライネーションズ・南アフリカ戦に途中出場し、約6分間のプレーで負傷交代したニュージーランド代表PRジョン・アフォアは、ほお骨を折っていたことが明らかとなり、今週末のオーストラリア戦は欠場が濃厚となった。精密検査の結果次第では復帰まで時間を要するかもしれず、現地からの情報では、国内選手権に参戦中のニーミア・ティアラタ(ウェリントン)と、ベン・アフェアキ(ノースハーバー)が代役候補に挙がっているという。
アフォアの離脱は痛手だが、オールブラックスファンには朗報もある。80年の歴史あるブレディスローカップのタイトルもかかった大一番を前に、フォワードの鍵を握る主力選手たちが故障から復活。HOケヴィン・メアラム(83キャップ)、LOブラッド・ソーン(50キャップ)、NO8キアラン・リード(30キャップ)、PRオーウェン・フランクス(22キャップ)が、6日のワラビーズ戦に先発出場する可能性が高まってきた。
また、近鉄ライナーズでプレーするリコ・ギアの弟、WTBホズィア・ギア(6キャップ)も太もも裏の故障から回復し、戦列復帰は間近と見られる。オールブラックスのWTBは最も競争が激しいポジションのひとつであり、シティヴェニ・シヴィヴァトゥが先月22日のフィジー戦で1トライ、30日の南アフリカ戦ではコーリー・ジェーンが2トライを獲得するなど、当初30名枠から落選していた“予備組”2人の評価が上昇。加えて、22歳の若きWTBザック・ギルフォードも南ア戦で代表初トライを記録しており、ワールドカップのトライ王候補に挙がっているギアも、存在感を示したいところだ。