2軍でもボクスは強い !? 豪州戦出場メンバー発表
南アフリカ代表(スプリングボクス)のピーター・デヴィリアス監督は19日、トライネーションズ開幕戦(23日・対オーストラリア)に出場するメンバーを発表した。
ワールドカップ連覇を狙うスプリングボクスは、多くの中心選手が故障のため母国でリハビリを続けており、ほぼ2軍のメンバーで今回の遠征に臨んでいる。それでも、先発出場する主将のHOジョン・スミット(102キャップ)、LOヨハン・ムラー(23キャップ)、FLダニー・ロッソウ(54キャップ)、SHルアン・ピナール(47キャップ)、CTBヴァイナンド・オリフィエ(32キャップ)、そして控えPRのCJ・ファンデルリンデ(69キャップ)など、4年前にエリスカップを掲げたベテランが6名もおり、世界のトップクラスであることに変わりはない。
PRディーン・フレイリング(ブルズ)、PRヴェルナー・クルーヘル(ブルズ)、NO8アシュリー・ジョンソン(チーターズ)はテストマッチデビュー。ベンチスタートのSHシャルル・マクラウド(シャークス)も代表初キャップの期待がかかる。
その他の注目選手では、ブレイクダウンの仕事師であるFLハインリッヒ・ブルソー(チーターズ)が、膝を痛めているため大事を取った。2011年スーパーラグビーでトライ獲得1位タイ(9本)のWTBビヨルン・バッソン(ブルズ)は、「14番」を着て自慢の足を見せつける。
スプリングボクスは4年前にも、トライネーションズに2軍を送り(1軍に休養を与え)、数カ月後のワールドカップで優勝した前例がある。メディアのみならず、ファンの間でも今大会の優勝を期待する声は少ないが、18日、母国ラグビー発展の最大の功労者ともいえるネルソン・マンデラ元大統領が93歳の誕生日を迎えたばかりであり、勝利で祝福したいところだ。
<南アフリカ代表 出場予定メンバー>
1.D・フレイリング(ブルズ) 2.J・スミット(シャークス) 3.W・クルーヘル(ブルズ) 4.F・ファンデルメルヴァ(ブルズ) 5.J・ムラー(アルスター) 6.D・ステフマン(ブルズ) 7.D・ロッソウ(ブルズ) 8.A・ジョンソン(チーターズ) 9.R・ピナール(アルスター) 10.M・ステイン(ブルズ) 11.L・ンヴォヴォ(シャークス) 12.W・オリフィエ(ブルズ) 13.J・デヨーン(ストーマーズ) 14.B・バッソン(ブルズ) 15.G・アプロン(ストーマーズ)
16.C・ラレペラ(ブルズ) 17.CJ・ファンデルリンデ(ストーマーズ) 18.A・ハーグリーヴス(シャークス) 19.J・デイセル(シャークス) 20.C・マクラウド(シャークス) 21.A・ジェイコブス(シャークス) 22.P・ランビー(シャークス)