セブンズＧＰシリーズ優勝はポルトガル　７人制欧州王者に

　ヨーロッパのセブンズ強豪12カ国による「FIRA ヨーロピアン・セブンズ・グランプリ（GP）シリーズ」は17日、最終戦（第4戦）となるルーマニア・ブカレスト大会が行われ、今大会を制したポルトガルが逆転で総合チャンピオンに輝いた。
　予選リーグを4勝1敗の1位で突破し、ロシアとの準決勝を19-7で勝利したポルトガルは、決勝でスペインと対戦。イエローカード1枚をもらい苦しい展開となったが、試合終了間際の劇的トライで逆転勝ち（14-10）を収め、ヨーロッパの頂点に立った。
　今大会2位に終わったスペインだが、予選リーグではイングランド戦を含む3試合で零封勝利するなど、存在感を発揮した。GPシリーズ第1戦（フランス・リヨン大会）、第2戦（ロシア・モスクワ大会）で優勝し、先週までランキングトップに立っていた強豪イングランドは、予選リーグでロシアとスペインに敗れ、今大会5位。わずか1ポイント差で総合チャンピオンを逃した。第3戦（スペイン・バルセロナ大会）の覇者であるロシアは総合4位。今大会3位のフランスは、総合順位では5位に終わった。
　最終順位11位のルーマニアと最下位モルドバは下部リーグ降格となり、スコットランドとドイツが2012年のGPシリーズに挑戦する。
　また、12カ国が参加した女子の最高峰リーグ「トップ12」では、イングランドが優勝。スペインが2位、オランダが3位となった。

＜2011 ヨーロピアン・セブンズGPシリーズ　最終順位＞

1．ポルトガル （63）
2．イングランド （62）
3．スペイン （59）
4．ロシア （52）
5．フランス （50）
6．グルジア （35）
7．イタリア （34）
8．ウエールズ （30）
9．ウクライナ （20）
10．オランダ （15）
11．ルーマニア （11）
12．モルドバ （5）

※ カッコ内は獲得ポイント

1．イングランド
2．スペイン
3．オランダ
4．ロシア
5．フランス
6．ポルトガル
7．ドイツ
8．イタリア
9．スウェーデン
10．モルドバ
11．ルーマニア
12．フィンランド

（情報／欧州ラグビー協会）