日本のW杯対戦国カナダ 早くも陣営固まった! 最終スコッド30名発表
カナダ代表のキーラン・クロウリーHC(ヘッドコーチ)は8日、世界の先頭を切って、2011年ワールドカップ・カナダ代表スコッド30名(FW16・BK14)を発表した。最終登録メンバー提出期限は8月22日と1カ月以上も先だが、精鋭布陣を早めに整え、開幕に備える。プールAに入るカナダは9月14日のトンガ戦が初戦となり、フランス、ニュージーランド、そして日本と対戦する。
ニュージーランド出身のクロウリーHCは、1987年第1回ワールドカップで優勝したオールブラックスの一員。U19ニュージーランド代表やNZ1部リーグのタラナキで指揮を執った経験があり、2008年3月にカナダ代表のヘッドコーチに就任した。
選手は、2007年ワールドカップを経験したベテランが11名おり、現在プロとして活躍しているのはLOジェイミー・カドモア(クレルモン・オーヴェルニュ)など7名。主将はHOパット・リオダン、副主将はSOアンダー・モンロが務める。
間もなく19歳になる最年少のWTBテイラー・パリスは、7人制代表の経験もあり、アメリカの人気スポーツ雑誌『スポーツ・イラストレイテッド』に取り上げられた若手の注目株。チーム最年長の34歳PRフランク・ウォルシュは初のワールドカップ出場となり、2009年に来日した日系4世のSOネイサン・ヒラヤマもメンバーに選ばれた。
選考過程で最も頭を悩ませたというバックローでは、昨季マグナーズリーグで活躍したFLションシー・オトゥール(前グラスゴー・ウォーリアーズ)がチーム躍進の鍵を握る。バックスでは、グラスゴー・ウォーリアーズの万能BKであるDTH・ファンデルメルヴァや、昨季までウエールズの強豪ニューポート・グウェント・ドラゴンズに所属していたFBマット・エヴァンスが攻撃の中心。
6月のチャーチルカップで現状を把握したカナダ代表は、8月に北米のライバル・アメリカ代表と2試合の腕試しをしたあと、8月中旬からオーストラリアでキャンプを張り、開催国ニュージーランドに乗り込む。
【PR】
Hubert Buydens(プレーリー・ウルフ・パック) Scott Franklin(プレーリー・ウルフ・パック)
Jason Marshall(ブリティッシュ・コロンビア・べアーズ) Andrew Tiedemann(プレーリー・ウルフ・パック)
Frank Walsh(ザ・ロック)
【HO】
Ryan Hamilton(ブリティッシュ・コロンビア・べアーズ) Pat Riordan(主将/ブリティッシュ・コロンビア・べアーズ)
【LO】
Jamie Cudmore(クレルモン・オーヴェルニュ=FRA) Brian Erichsen(ブリティッシュ・コロンビア・べアーズ)
Tyler Hotson(プリマス・アルビオン=ENG)
【FL/NO8】
Aaron Carpenter(プリマス・アルビオン=ENG) Nanyak Dala(プレーリー・ウルフ・パック)
Adam Kleeberger(ヴィクトリア大学) Jeremy Kyne(プレーリー・ウルフ・パック) Chauncey O’Toole(ザ・ロック)
Jebb Sinclair(ザ・ロック)
【SH】
Ed Fairhurst(ブリティッシュ・コロンビア・べアーズ) Jamie Mackenzie(イーシャー=ENG)
Sean White(ブリティッシュ・コロンビア・べアーズ)
【SO】
Nathan Hirayama(ブリティッシュ・コロンビア・べアーズ) Ander Monro(オンタリオ・ブルーズ)
【CTB】
Ryan Smith(プレーリー・ウルフ・パック) Conor Trainor(ブリティッシュ・コロンビア・べアーズ)
Phil Mackenzie(イーシャー=ENG) Mike Scholz(オンタリオ・ブルーズ)
【WTB】
DTH van der Merwe(グラスゴー・ウォーリアーズ=SCO) Ciaran Hearn(ザ・ロック)
Taylor Paris(オンタリオ・ブルーズ)
【FB】
Matt Evans(カウチン) James Pritchard(ベッドフォード・ブルーズ=ENG)