イングランド代表WTBクエトー　眼つぶしの蛮行でW杯出場ピンチ

　プレミアシップのセール・シャークスは９日、 所属するイングランド代表WTBマーク・クエトーに対し、６週間の出場停止処分を科したと発表した。クエトーは４月２日のノーサンプトン・セインツ戦で、相手LOクリスチャン・デイともみ合いになり、眼つぶしの蛮行を犯していた。チームはプレーオフ進出の可能性がすでに消滅しており、これでクエトーの今シーズン出場はなくなった。
　11日月曜日にはイングランド・ラグビー協会（RFU）の懲罰委員会に出席し、事情聴取を受ける予定。眼つぶし行為に対しては、３か月から最大３年の出場停止という重い処分が下るのが通例で、９月のワールドカップに挑む代表選考にも影響を与えそうだ。
　31歳のクエトーは2004年11月13日のカナダ戦でイングランド代表デビュー。2007年ワールドカップにも出場し、50キャップを獲得した。今年のシックスネーションズでは全試合で先発WTBとしてプレーしており、２大会ぶりのエリスカップ獲得を狙うイングランドの、重要メンバーと考えられている。