国内 2023.02.11

浦安DR・小西泰聖が“アーリー”出場第1号を飾る

[ 編集部 ]
浦安DR・小西泰聖が“アーリー”出場第1号を飾る
リーグワンでデビューを果たした浦安DRの小西泰聖(撮影:井田新輔)

「最初はホントにもう緊張したんですけど、途中で吹っ切れて楽しくラグビーができました」。

 今季から若手選手の強化・育成の観点からリーグワンで導入されたアーリーエントリー制度を使って、浦安D-RocksのSH小西泰聖(早大4年)がデビューを飾った。

 2月11日のディビジョン2第5節、駒沢公園陸上競技場での対釜石シーウェイブスRFC戦、後半18分、キャプテンを務めるSH飯沼蓮と入替でピッチに立つと、持ち味のスピードと速い球さばきでチームの5連勝に貢献した。

持ち味であるテンポのいい球出しを見せた(撮影:井田新輔)

 試合後、浦安DRのヨハン・アッカーマンHCは「今日はスピードのあるプレーを見せてくれた。最初は気持ちが入り過ぎているように見えたが、最後には落ち着いてプレーしてくれた。これからが楽しみ」とルーキーに及第点を与えた。
 
 大学2年のときに難病を発症し、約2年、闘病のためラグビーから離れた時期があった。それでも苦しいリハビリに耐え、昨年の10月、対抗戦の日体大戦で公式戦復帰を果たした。

「あの2年間を過ごしたからこそ、今がすごく楽しいというのは正直あります」。

 奇しくも、リーグワンデビューを果たした2月11日は、練習に復帰(昨年の2月12日)してから365日目に当たる。

「ものすごく感慨深いものがありますし、復帰した当初は大学でやりきるという考えも当然ありました。1年たってこうして日本の最高峰の舞台でラグビーができているのはすごく幸せなことで、ここまで支えてくれた方々に感謝したいです」。

 デビュー戦は20分強の出場時間。ラックから直接上げたパントがダイレクトでタッチを割るなどミスもあったが、背後へのキックに素早く反応してボールを確保する場面や、体を張ってタックルに行くシーンも見られ、ルーキーらしく伸び伸びと全力でプレーする姿が印象的だった。

釜石SWのSO中村良真にディフェンスにいく小西(撮影:井田新輔)

「大学の時とは違って、試合のリズムの作り方、たとえばどうやって自分たちに勢いを持ってくるかなどが難しかったです。躊躇せずに体を当てられたところはよかった」と笑顔でデビュー戦を振り返った。
 
 しかし、今後の意気込みを問われると「15分の1として相手の脅威になるプレーヤーでいるというのは僕の強味として発揮していきたいところ。1試合でも多く出られるように浦安のグラウンドで毎日100%でトレーニングしていけるように頑張りたい」と表情を引き締めていた。

 小西の次なるステージでの挑戦が始まった。

●Profile
こにし・たいせい/2000年9月1日生まれ/身長166㌢・体重72㌔/桐蔭学園高→早大/高校代表、セブンズユース代表

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