海外 2022.05.15

トゥールーズ欧州連覇ならず レンスターが前王者を破り3年ぶり決勝進出

[ 編集部 ]
トゥールーズ欧州連覇ならず レンスターが前王者を破り3年ぶり決勝進出
トゥールーズとの準決勝で2トライを挙げたレンスターのジェームズ・ロウ(Photo: Getty Images)


 欧州クラブラグビーの2021-2022シーズン王者を決める「ハイネケン・チャンピオンズカップ」は、現地時間5月14日、ダブリンのアビバスタジアムで準決勝第1試合がおこなわれ、4季ぶりの王座奪還を目指すレンスター(アイルランド)が前王者のトゥールーズ(フランス)を40-17と圧倒した。

 レンスターは序盤、FBヒューゴ・キーナンの快走で敵陣深くに入るも、リサイクル後、ディフェンス裏へ狙ったキックをトゥールーズのSHアントワンヌ・デュポンにブロックされてボールを失い、逆に赤いジャージーの9番に約90メートル走り切られ、最初のトライを奪われた。

 しかし、6-7で迎えた前半14分、再び攻め込んでWTBジェームズ・ロウがゴールラインを割り、逆転。19分にはアイルランド代表の司令塔でもあるSOジョニー・セクストンのブレイクスルーからチャンスとなり、FLジョシュ・ヴァンダーフリヤーがフィニッシャーとなった。

 連続トライをアシストしたセクストンはゴールキックでも加点し、レンスターは23-10で折り返すと、49分(後半9分)にもゴールに迫り、セクストンから飛ばしパスをもらったロウがこの日2度目のトライで点差を広げた。

 対するトゥールーズは65分にラインアウトからモールで押し切ったが、反撃はそこまで。

 レンスターは終盤にもキーナンがディフェンスを破ってトライゲッターとなり、ホームのファンとともに3年ぶりの決勝進出を喜んだ(2018-19は準優勝)。

 準決勝もうひと試合はフランス勢対決となり、15日にランスでラシン92とラ・ロシェルが激突する。

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