横浜キヤノンイーグルスが好調5勝目 リコーブラックラムズ東京は不戦敗含め5連敗
ジャパンラグビーリーグワンのディビジョン1は2月27日、第7節の1試合が東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場でおこなわれ、横浜キヤノンイーグルスがリコーブラックラムズ東京に30-12で快勝した。
イーグルスはこれで5勝2敗。ブラックラムズは新型コロナウイルス感染症の影響による不戦敗を含め5連敗となった(2勝)。
イーグルスの最初の2トライはSO田村優とWTB松井千士の足で生まれた。
前半9分、敵陣22メートルライン内へ攻め込むと、田村がディフェンス裏にキックし、インゴールに転がったボールを松井が押さえ、先制した。視野が広いプレーメーカーの田村は11分にも空いたスペースへボールを蹴ってスピードランナーの松井を走らせ、連続トライとなった。
プレースキッカーとしても優秀な田村は、コンバージョンとペナルティゴールでも加点し、イーグルスはリードを拡大。
59分(後半19分)には田村の「50:22キック」(自陣から蹴ったボールが敵陣22メートルライン内でバウンドして外に出たため、マイボールラインアウトで再開)で敵陣深くに入っていたイーグルスは、ラインアウトからモールを組み、前を割ったNO8アマナキ・レレイ・マフィがインゴールに突っ込み、3トライ目。コンバージョンも決まり25-0とした。
一方、前半に何度か攻め込みながらも、ラインアウト失敗や反則などでチャンスを逃していたブラックラムズは、62分にようやくスコアを動かした。敵陣22メートルライン内に入って14フェイズを重ね、密集からFLブレア・カーワンが中央突破、FL松橋周平につないでゴールラインを割った。
ブラックラムズ75分にも堅守のイーグルスに対して23フェイズを重ね、FWが中央で近場を突いたあとボールを動かし、WTB栗原由太がトライを取り切った。
しかし、最後を締めたのは終始アグレッシブだったイーグルスで、77分、敵陣深くでのスクラムからNO8マフィがサイドアタックでタックラーを弾き飛ばし、SH天野寿紀にオフロードでつなぎ、トライを獲得。ビジターゲームで連勝となった。
なお、この試合は久保修平レフリーが国内トップゲーム通算100試合レフリング担当という記念の試合でもあった。