国内 2013.10.07

主将の一撃。中大が開幕3連勝! 立正大の猛攻を耐えきる。

主将の一撃。中大が開幕3連勝! 立正大の猛攻を耐えきる。


3連勝と好調のチームの中心に立つ中大CTB山北純嗣主将。(写真/BBM)


 


 



 関東大学リーグ戦1部は10月6日、各地で3試合があった。東京・上柚木公園陸上競技場では昨季6位の中大が、今年度6季振りに2部から昇格した立正大に21-3で勝利。中大は開幕3連勝で勝点を12とした。


 



 前戦(9月29日、東京・キヤノングラウンド)で前年度王者の東海大を23-14で下した中大は、この日も今季の看板である素早いサポートと組織守備で勝負を制した。


 前半は3-3と同点も、ハーフタイムを前に「立正大の選手は足がつっていた」と酒井宏之ヘッドコーチ(HC)。時間を追うごとにボール保持者への援護が素早くなったチームは、後半2分、SO浜岸峻輝のペナルティゴールで勝ち越した。


 続く10分には、相手の反則で得た敵陣ゴール前右ラインアウトをやや乱しながらもモールを形成。インゴールまで進み、HO北村彦樹が11-3とリードを広げた。


 


 


 14-3で迎えた終盤、中大は自陣22メートルエリア内で相手の猛攻を何度も耐え抜いた。特に32分の一撃はチームを勇気づけた。スクラムの右脇から直進して来た立正大のNO8加藤侑耶に、CTB山北純嗣主将がタックル。落球を誘った。
 後半43分にはLO井坂健人がだめ押しのトライを決め、酒井HCは「(終盤の守りは)心配していなかった。自陣22メートルに入られた時の集中力は上がっている。ディフェンスで勝てた」と喜んだ。 
 


 


 一方、敗れた立正大の菊地克将HCは、終盤まで接戦を演じたことについて「やりたいことをやり続けることはできた」と手応えを語りつつも、「ターニングポイントでのミスがいくつかあった」と悔やんだ(立正大は0勝3敗で勝点3)。


 



 また、この日は群馬・前橋の敷島公園サッカー・ラグビー場でも同リーグ戦の試合がおこなわれた。
 昨季7位の大東大は同3位の拓大を相手に36-7で今季初勝利を挙げ、1勝1敗で勝ち点5(拓大は0勝3敗で勝点3)。昨季2位の流経大は同4位の法大から27-17で白星を挙げ、2勝0敗で勝点8となった(法大は1勝2敗で勝点6)。


 


(文/向 風見也)

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