女子 2012.10.05

女子セブンズワールドシリーズ誕生! 中東、欧米、アジアで今季4戦

女子セブンズワールドシリーズ誕生! 中東、欧米、アジアで今季4戦


womens


人気高まる女子ラグビー。選手だけでなく、ファンにとっても楽しみが増える
(撮影:Felix Ordonez / 写真提供:HKRFU)


 



 IRB(国際ラグビーボード)は4日、女子7人制代表によるセブンズの世界サーキット、「IRB 女子 セブンズ ワールドシリーズ」を創設したと発表した。男子によるセブンズワールドシリーズは1999年にスタートしているが、2016年オリンピックで7人制ラグビーが男女ともに正式競技として実施されることから、女子ラグビーへの注目度も急速に高まっており、4年後に向けた重要なステップとして、IRB主催の女子国際大会が新たに誕生した。選手たちに目標を与えると同時にラグビー界全体を刺激し、各国の育成促進とレベルアップ、そして人気拡大が期待される。
 初の女子セブンズワールドシリーズ、2012−2013シーズンは全部で4ラウンドを予定。今年11月30日にUAE(アラブ首長国連邦)のドバイで幕を開け、第2戦はアメリカのヒューストンを舞台に、来年2月1日から行われる。第3戦(3月30〜31日)はアジアへ飛んで中国の広州で、そして最終ラウンドの第4戦(5月17〜18日)はオランダのアムステルダムで実施する。さらに、1か月半後の6月28日にはロシアの首都モスクワでラグビーワールドカップ・セブンズが開催されるため、各国のベストプレーヤーたちはワールドシリーズで技術を磨き、4年に一度の大舞台に臨むことができる。
 今季は全ラウンドで、ランキングの上位20チームが参加する予定だが、1大会の出場チーム数は12。男子同様、女子もトップクラスの“コアチーム”を中心に展開され、オーストラリア、カナダ、イングランド、オランダ、ニュージーランド、アメリカが主要6か国となる。また、各地域ごとのトーナメント結果をもとに招待チームも加わるため、7人制女子日本代表が参加するとすれば、第3戦の広州セブンズが有力だ。


 



<IRB 女子セブンズ ワールドシリーズ 2012−2013>



・第1戦: 2012年11月30日〜12月1日/UAE(ドバイ)
・第2戦: 2013年2月1〜2日/アメリカ(ヒューストン)
・第3戦: 2013年3月30〜31日/中国(広州)
・第4戦: 2013年5月17〜18日/オランダ(アムステルダム)


 


・ラグビーワールドカップ・セブンズ: 2013年6月28〜30日/ロシア(モスクワ)


 

PICK UP