南ア代表副将ビスマルク・デュプレッシー 膝故障で年内復帰絶望
長期離脱が決まったパワフルHOビスマルク・デュプレッシー(中央)
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
アルゼンチン代表に快勝して、3年ぶりの南半球王座奪回へ好スタートを切った南アフリカ代表だが、副将でフロントローの要であるHOビスマルク・デュプレッシーが膝の故障により、年内の復帰は絶望となったことが明らかになった。ビスマルクは18日にケープタウンで行われた「ラグビーチャンピオンシップ」開幕戦で、前半2分に右膝を痛め、退場していた。
南アフリカ・ラグビー協会によれば、内側側副靱帯と前十字靭帯を負傷しており、手術が必要とのこと。全治7〜8カ月とみられ、プレー再開は来年のスーパーラグビーまで待つことになりそうだ。
ハイネケ・メイヤー代表ヘッドコーチは、南ア選手が選ぶ2011年最優秀選手の運動量豊富なビスマルクに替わり、シャークスの控え選手であるクレイグ・バーデンを追加招集した。代表3番手HOだった21キャップのチリボーイ・ラレペレも大会直前のトレーニング中に膝を痛め離脱しており、HOはウィークポジションのひとつになっている。
ビスマルクを除いた開幕戦スコッド21名に、バーデン、HOティアン・リーベンバーグ、PRディーン・フレイリング、LOジュアンドレ・クルーヘル、SHヤーノ・フェルマークを加えた26名が、第2戦が行われるアルゼンチンのメンドーサへ向けて出発することも南ア協会より発表された。
遠征スコッドに選ばれなかった、ウェスタン・プロヴィンスのCTBジュアン・デヨーンとルースFWシヤ・コリシ、ゴールデン・ライオンズのSOエルトン・ヤンチースは所属チームにリリースされ、国内選手権「カリーカップ」でアピールしてから、9月と10月に行われるオーストラリア戦、ニュージーランド戦出場を目指す。