海外 2012.07.21

スーパー15 レッズ連覇ならず! クルセーダーズ&シャークス準決勝へ

スーパー15 レッズ連覇ならず! クルセーダーズ&シャークス準決勝へ


super rugby


 


 


 南半球スーパーラグビーのプレーオフが7月21日から始まり、クルセーダーズ(ニュージーランド)とシャークス(南アフリカ)が準決勝進出を決めた。昨年の王者レッズ(オーストラリア)は17−30でシャークスに敗れ、2年連続の優勝はならなかった。


 


 レッズは、司令塔クウェイド・クーパーがレギュラーシーズン最終戦で危険なタックルをしたため、この試合は出場停止で欠場。代役をユーティリティBKベン・ルーカスに託したが、ルーカスは故障で前半20分に退いたため、ゲームコントロールのバランスが崩れた。ホームゲームでありながら、先制トライを許してしまった前チャンピオンは勢いに乗れず。それでも最大17点ビハインドから、一時は10点差まで迫ったが、後半早々に相手SHシャルル・マクラウドにインターセプトトライを奪われ、流れを変えることはできなかった。
 レギュラーシーズン総合6位だったシャークスは、フルタイムで集中力高かったディフェンスも勝因となった。


 


 一方、リーグ総合4位のクルセーダーズは、地元で同5位ブルズ(南アフリカ)と対戦し、28−13で勝利。SOダン・カーターのペナルティゴールで序盤のリズムをつかむと、前半25分には、走りに鋭さが戻ってきたWTBザック・ギルフォードがインゴールへ駆け抜け、主導権を握ってゲームを進めた。出足のいいタックルは最後まで相手にプレッシャーを与え続け、ミスの少なさ、規律の良さ、フォワードのブレイクダウンでの奮闘も、クルセーダーズは勝者に値した。


 


 この結果、準決勝のカードは、「チーフス(総合2位)対クルセーダーズ」のNZダービー、「ストーマーズ(総合1位)対シャークス」の南アダービーとなった。
 今年の4強のうち、優勝経験があるのは最多7回を誇るクルセーダーズのみで、残り3チームは準優勝が最高成績。栄冠を手にするまで、あと2勝である。


 

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