海外
2012.05.16
天才SOクーパー7カ月ぶり復活! レッズ10番でライオンズ戦出場へ
勇姿再び。右膝の故障から7カ月ぶりの戦列復帰となるクウェイド・クーパー
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
南半球スーパーラグビー連覇を目指すレッズ(オーストラリア)のユーアン・マッケンジーHCは16日、今週末にホームで開催されるライオンズ戦の出場予定メンバーを発表し、故障で約7カ月間も戦列を離れていたオーストラリア代表のSOクウェイド・クーパーを10番に指名した。
世界最高ファンタジスタと形容される代表35キャップのクーパーは、2011年10月21日に行われたワールドカップ3位決定戦(ウエールズ戦)で右膝を負傷し、手術後、長期リハビリを続けていた。
生まれ故郷のニュージーランドに設けられた大舞台でブーイングの嵐に見舞われ、閃きのプレーは不調、優勝を逃した主犯と呼ばれただけではなく、当時23歳だったヒーローは怪我も負った。オフシーズンには、恋人であった北京五輪競泳金メダリストのステファニー・ライスさんと別れ、飲酒騒動や自動車事故などもあり散々な日々を送っていたが、悔しさとともにラグビーへの情熱は再燃し、復活を目指して再びグラウンドに帰ってくる。
レッズの優勝争いに貢献することはもちろん、6月にオーストラリア代表はテストマッチ(スコットランド、ウエールズ戦)を控えているため、司令塔のポジションを取り戻すためにも、クーパーは5月の残り2試合で最大のアピールをする必要がある。