地理的には南米に位置するが、カリブ海諸国との交流が多い。1979年にバミューダと対戦したのが最初の国際試合。初勝利はそれから20年待たなければならず、カリブ海に浮かぶ小島のマルティニークから記念すべき1勝を挙げた。W杯予選には2003年大会から連続参加。競技人口は約1300人。その内、10代以下が約900人であり、新時代の日の出を迎えている。2003年から3年連続でU18代表がカリビアン選手権優勝。2008年のIRBジュニア・ワールドトロフィー出場をかけた予選決勝では、延長戦の末、ジャマイカに惜敗した。近年は2016年のオリンピックに向けてセブンズを強化しており、2010年は北アメリカとカリブ海諸国のチームによる「NACRAセブンズ選手権」で男女W優勝。中央アメリカおよびカリブ海諸国のスポーツ機構が主催する「CACSOゲームズ」も制覇した。IRBセブンズ・ワールドシリーズには、2009年までは西インド諸島のメンバーとして出場していたが、2010年のアメリカ大会でガイアナ代表として初出場。フランスと引き分け会場を沸かせた。2011年アメリカ大会で成長した姿を見せ、日本と対戦し7対24と競っている。イギリスのラフバラ大学が定期的に技術支援しており、ガイアナ協会に派遣されるコーチ2人が毎年約1カ月間現地に滞在し、ラグビー指導を行っている。