国内 2019.01.14

早実が辛勝で新チーム初戦を制した 2018年度都新人大会

[ 見明亨徳 ]
早実が辛勝で新チーム初戦を制した 2018年度都新人大会
早実はCTB守屋のトライで勝ち越した(撮影:見明亨徳)

 2018年度の「東京都新人大会」が開催されている。年明け2019年1月13日はシード校も登場する4回戦8試合が行われた。昨年12月の「第98回全国高校大会」に東京第1地区代表で出場した早稲田実業高等部は東京朝鮮高と対戦し、後半の勝ち越しで21-14と振り切った。第2地区代表の本郷高は90-0と合同Cに圧勝した。

東京朝高が早実課題のゴール前ディフェンスから2トライ奪う(撮影:見明亨徳)

 早実は辛勝で難敵、東京朝高を下した。前半開始から朝高が早実陣へ入ると、10分すぎに早実陣のスクラムからゴール前へ。LO李昇海(り・すんへ、1年)がインゴールへ先制トライを奪った。ゴールキックはSO李泰賢(リ・テヒョン、2年)が決めて0-7。
 早実は先発15人に花園先発6人、同リザーブ6人を揃えた。この日のリザーブ2人を加えると14人が花園のピッチを踏んでいる。
 10分後、反撃に至る。朝高陣ラインライトからボールをつなぎアウトサイドCTB渡邉駿斗(2年)がゴールラインを越えた。コンバージョンキックは、花園からはインサイドCTBにポジションを移した守屋大誠(1年)が成功し同点に追いついた。
 しかし、この日、「ゴール前の相手フォワードに対するディフェンスが悪かった」(大谷寛監督)という指摘通り、29分に朝高がスクラムからトライを奪い勝ち越し前半を終えた(7-14)。

「気持ちだ!」ハーフタームにゲキを飛ばした早実、大谷監督(撮影:見明亨徳)

 ハーフタイム、大谷監督のゲキが飛んだ。「相手を倒すか。ゴール前、守り切るか。お前たちの気持ちだ」。
 効いたか。最初、朝高が早実ゴール前でラインアウトを得る。「得意なモールはもちろん自信がある」(朝高首脳陣)。しかし早実が反則を誘いチャンスを潰した。
 6分、早実が朝高のお株を奪った。右ラインアウトからモールを押し込みHO立木優成(1年)が同点につながるファイブポインターに(14-14)。
 19分から23分、連続で朝高陣へ入る。スクラムから右中間へ回し守屋が勝ち越しトライ。ゴールも自ら決めて21-14とする。最後の朝高アタックも守り切った。

 選手や大谷監督は辛勝に嬉しさも無かった。「予想通りの結果。(花園から戻って)1月4日にミーティング、実際の練習は5日に再開したばかり。1週間の練習でした。きょうは試合前のウォームアップ、ゲームプランを確認することなどがきちんとできていなかった」(大谷監督)。「本当は試合前にゲキを飛ばすことも考えたけど」。試合でできたことは「モールからのアタック」。
 試合前、アップの最後はダミーを持つ3年生に向かっていた。花園のスキッパー相良昌彦前主将は「1、2年生は、まだまだおとなしいかな」と見る。試合中の遠慮のないコミュニケーション能力も身につける必要がある。

試合前、前主将の相良ら3年生が手伝う(撮影:見明亨徳)

 敗れた東京朝高も「今年は体も小さいので15人でボールをつなぐラグビー」を落とし込んでいく。

 4回戦ほかの結果は、成蹊 70-7 葛西工、明大中野 38-0 都狛江、目黒学院 74-12 都府中西、都青山 58-14 大東大一、東京 85-0 早大学院、國學院久我山 45-19 明大中野八王子。
 準々決勝は1月20日に早実×成蹊、明大中野×目黒学院、本郷×都青山、國學院久我山×東京。会場は東京朝高グラウンド(試合開始、午前10時~)。

アカクロジャージ兄弟校の早大学院は東京と対戦。レフリーは下井真介氏(61歳)
(撮影:見明亨徳)

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