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国内
2018.10.13
ヤマハ、トヨタが上位トーナメント進出確定
ヤマハFLクワッガ・スミスは密集からの爆発的なランで自らトライも。この日も仕事をまっとう
（撮影：?塩隆）
「観ていただいた通り。試合を通してエネルギーを表すことができていた」（ヤマハ・清宮克幸監督）
10月13日、秩父宮ラグビー場ではトップリーグ第6節2試合が行われ、それぞれヤマハ発動機ジュビロ、トヨタ自動車ヴェルブリッツが勝利を収めた。この結果、ヤマハ、トヨタは、各カンファレンス3位以上が確定。同4位以上が進出する上位トーナメント出場を決めた。
ヤマハ発動機ジュビロ 52−17 キヤノンイーグルス（前半33−10）
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 38−36 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス（前半26−22）
力強い走りを見せたトヨタWTBヘンリー・ジェイミー（撮影：?塩隆）
ヤマハはNO8堀江恭佑主将、SO清原祥をケガで欠く布陣ながら、セットプレーの安定を土台に着実にスコアを重ねた。開始3分に、自陣からショートサイドを短いパスで突破して相手ゴール前へ。出たボールを右へ展開しCTB小林広人が中央に飛び込んで先制した。
前半5分にはキヤノンの反撃トライを喫するが、その後はヤマハらしい理詰めのアタックで、スコア以上に安定してリードを保っていった。前半に早くも5トライを奪い、ボーナスポイント1を獲得した。別会場でパナソニックがリコーに敗れ、ヤマハは6節時点1位、カンファレンス3位以上が確定した。
トヨタは、NTTコム（前季9位）に2点差の薄氷勝利。前半からトライを取り合う「打ち合い」になった。後半17分にはリードを16点差に広げながら、その後2トライ2ゴールを失って、2点差に詰め寄られた。トヨタの順位は神戸製鋼に次ぐ2位に。カンファレンス3位以上を決めた。
NTTコムの最後の2トライは気迫十分。後半29分には、今季入魂のスクラムプッシュでトライ、その後も相手ラインアウトのミスから敵陣に踏み込み、33分にスクラム起点のトライを挙げた。
「プロセスは間違っていない。結果がついてこない。勝ちたいです」（NTTコム・金正奎主将）。まだカンファレンス4位以内の可能性を残しているNTTコムだが、上位陣に対する黒星はいずれも僅差で、この日の落胆は大きかった。
「勝負は勝つか負けるかなんだと、また実感しました」NTTコム・金正奎主将（撮影：?塩隆）
