重圧かかるNZ新司令塔スレイド FBムリアイナは100試合出場へ
ニュージーランド代表(オールブラックス)のグレアム・ヘンリー監督は7日、ラグビーワールドカップ準々決勝・アルゼンチン戦(9日・オークランド)の出場予定メンバーを発表した。
今大会は故障で出遅れ、若いイズラエル・ダグの台頭もあり100キャップ到達を不安視されていたベテランFBミルス・ムリアイナだが、準々決勝は先発の座を獲得し、主将リッチー・マコウに次いでオールブラックス史上2人目の記念すべきテストマッチ100試合出場となる。
大エースであるSOダン・カーターが故障離脱したため、準々決勝翌日に24歳の誕生日を迎えるコリン・スレイドが司令塔を務める。緊急招集された2009年IRB(国際ラグビーボード)最優秀ジュニア選手のSOアーロン・クルーデンはベンチ入り。準決勝を見据えて、後半からの出場で舞台慣れさせる作戦だ。
また、チームトップの5トライを挙げているダグは太ももを痛めており、WTBとして開幕から4トライと活躍していたリチャード・カフイとカナダ戦で4トライのザック・ギルフォードも太もも裏に不安を抱えているため、左WTBにはソニー=ビル・ウィリアムズが入る。
フォワードではNO8キアラン・リードの復活により、今大会初めてFLジェローム・カイノ、FLマコウとの強力バックローが揃った。
オールブラックスは過去に17度アルゼンチンと対戦し、16勝1分と負けたことはない(IRBデータ)。
<2011 Rugby World Cup NZ代表 出場予定メンバー /10 月9日・準々決勝 アルゼンチン戦>
1.T・ウッドコク 2.K・メアラム 3.O・フランクス 4.B・ソーン 5.S・ホワイトロック 6.J・カイノ
7.R・マコウ(主将) 8.K・リード 9.P・ウィップー 10.C・スレイド 11.SB・ウィリアムズ 12.M・ノヌー 13.C・スミス 14.C・ジェーン 15.M・ムリアイナ
16.A・ホア 17.B・フランクス 18.A・ウィリアムズ 19.V・ヴィト 20.J・カウワン 21.A・クルーデン 22.I・トエアヴァ