優勝候補・豪州が敗れる波乱　アイルランド１位通過へ大きな勝利

　ニュージーランドのオークランド（イーデンパーク）で17日、ワールドカップ・プールCの試合が行われ、アイルランドが15-6で優勝候補のオーストラリアを破った。アイルランドがワールドカップでオーストラリアに勝ったのは初めて。
　WTBオコナーのペナルティゴール（PG）でオーストラリアが先制したが、アイルランドは先発SOセクストンがPGとドロップゴールを成功させ、前半を6-6で折り返した。後半も激しいフィジカル戦となり、互いにトライを奪うことはできなかったが、アイルランドは3本のPGを追加し、歴史的勝利を手に入れた。
　4年前は予選プールで敗退したアイルランドだが、プールC1位通過に大きく前進。もしプールCを2位で通過した場合、準々決勝はプールD1位が相手となるため、オーストラリアは前回チャンピオンの南アフリカと激突する可能性が高くなった。だが、プールCのダークホースであるイタリアも8強入りを悲願として今大会に臨んでおり、10月2日のアイルランド対イタリアが終わるまで、運命の行方はわからなくなった。