ワールドカップ
2011.08.23
W杯日本代表 バックアップ15名は非公開 オープンサイドFLとFBは…
日本ラグビー協会は22日、今秋開幕するラグビーワールドカップ・ニュージーランド大会の日本代表30名(FW17名・BK14名)の発表会見を行った。メンバーはFL菊谷崇主将をはじめ、ここ数年代表に選ばれ続けた面々による構成となった。同協会会議室で行われた会見で、ジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチ(HC)は「チーム全体がまとまっていた」と語った。
負傷などによるメンバー入れ替えはチームがリスト化したバックアップメンバーのなかから選ばれるが、その詳細については「プライベートにしておきたい」(カーワンHC)。5月にIRB(国際ラグビーボード)に提出した1次登録メンバー50名で、今回発表されていない選手20名中15名がそれに該当する。
外国人選手の多さについては、カーワンHCは「(その質問には)沢山お答えしているので新たに、というのはないが、外国人を使って日本ラグビーを成長させることを考えている」と改めて発言。FL西原忠佑の落選から、メンバー中に「オープンサイドFLのスペシャリスト」(カーワンHCの西原評)が不在となったが「(FLマイケル・)リーチ、菊谷、(NO8)ホラニ(龍・コリニアシ)に走り回って欲しい」と語った。
なお、セレクションにおけるアキレス腱と、指揮官がかねてから悩んでいたFBには、SOで起用されていたウェブ将武のみが選ばれている。指揮官は「(ユーティリティBKに入った)上田(泰平)が一生懸命取り組んでくれています。(WTBの)小野澤(宏時)もカバーできる」と語った。
(文/向 風見也)