2週連続の惨敗許されぬボクス NZ戦出場メンバー発表
ニュージーランドに遠征中の南アフリカ代表(スプリングボクス)ピーター・デヴィリアス監督は28日、トライネーションズ2戦目となる30日のオールブラックス戦出場予定メンバーを発表した。
肋骨を痛めて帰国したLOフリップ・ファンデルメルヴァ(ブルズ)に代わり、26歳のLOヘラード・モスタートが先発で代表デビューに燃える。今年のスーパーラグビーでは南アのシャークスでプレーしたが、来季はスタッド・フランセ(フランス)への移籍が決まったモスタート。LO陣に故障者が相次いだため、パリでSOSの連絡を受け、与えられたチャンスでワールドカップ出場の扉を自ら開けに行く。
また、23日のオーストラリア戦で「15番」を着たジオ・アプロン(ストーマーズ)も母国に戻ってリハビリを開始しており、20歳の万能BKパトリック・ランビーが初めてFBで先発出場することとなった。
先日、サントリーサンゴリアス移籍が正式発表されたばかりのダニー・ロッソウは、NO8起用。オーストラリア戦で代表初キャップを獲得したアシュリー・ジョンソンがベンチに下がり、運動量豊富なFLジャン・デイセルが試合開始からスタートする。CTBは、23歳ジュアン・デヨーンと30歳のアドリアン・ジェイコブスのコンビを試す。
先週はオーストラリア代表相手に惨敗を喫したスプリングボクス。多数の世界クラス選手が故障で戦列を離れているため、2009年9月12日以来のオールブラックス戦勝利は厳しいが、ラグビー大国の誇りにかけて、2週続けてのぶざまなパフォーマンスは許されない。
<南アフリカ代表 出場予定メンバー>
1.D・フレイリング(ブルズ) 2.J・スミット(主将/シャークス) 3.W・クルーヘル(ブルズ) 4.G・モスタート(シャークス) 5.A・ハーグリーヴス(シャークス) 6.D・ステフマン(ブルズ) 7.J・デイセル(シャークス) 8.D・ロッソウ(ブルズ) 9.R・ピナール(アルスター) 10.M・ステイン(ブルズ) 11.L・ンヴォヴォ(シャークス) 12.J・デヨーン(ストーマーズ) 13.A・ジェイコブス(シャークス) 14.B・バッソン(ブルズ) 15.P・ランビー(シャークス)
16.C・ラレペラ(ブルズ) 17.CJ・ファンデルリンデ(ストーマーズ) 18.R・カンコウスキー(シャークス) 19.A・ジョンソン(チーターズ) 20.C・マクラウド(シャークス) 21.W・オリフィエ(ブルズ) 22.O・ンドゥンガネ(シャークス)
※ 所属チームは2011年スーパーラグビー時(欧州拠点のSHピナール除く)