国内 2026.06.09

【コメントで振り返るリーグワンアワード】「自分だったのかな、と」山沢拓也/「チームに貢献したい気持ちはこれからも変わらない」クレイグ・ミラー[埼玉パナソニックワイルドナイツ/ベストフィフティーン]

【コメントで振り返るリーグワンアワード】「自分だったのかな、と」山沢拓也/「チームに貢献したい気持ちはこれからも変わらない」クレイグ・ミラー[埼玉パナソニックワイルドナイツ/ベストフィフティーン]
左から山沢、ミラー(撮影:志賀由佳)

 激闘が繰り広げられたリーグワン2025-26プレーオフ決勝の翌日、6月8日にリーグワンアワードが開かれ、各賞の受賞者が発表された。

 ここでは、ベストフィフティーンに選ばれた埼玉パナソニックワイルドナイツの山沢拓也(SO)とクレイグ・ミラー(左PR)の声を紹介する。

◾️SO山沢拓也

——今季を振り返って。

 最後はチームとして残念なシーズン(3位)になってしまいました。

 最後までグラウンドに立てなかったことはすごく残念でしたが、いままでのシーズンで一番長くプレーができたと思います。
 プレータイムが長かったからこそ、パフォーマンスを積み上げられました。

——準決勝の負傷交替は脳震盪か。

 そうですね。ちょっと覚えていないこともあったので、試合に出られる状態ではなかったのかなと。

——2018年度以来のベストフィフティーン。海外出身選手が多い中で、ここに入りました。

 まず、自分だったのかな、とは思います。

 すごい10番がいっぱいいる中で、果たして自分だったのか。ただ、日本のリーグで日本人が選ばれたことはすごくありがたいことですし、日本人としてもっと頑張っていきたいです。

——キックはバンジー(ベリック・バーンズアシスタントコーチ)と。

 キックについてバンジーに細かく聞くことは正直ありません。
 ですが、トレーニングの仕方にさまざまなやり方があることを教えてもらいました。

 キックティーを変えたこともあり、ゼロからの作り上げでした。
 いかに体に負担がかからないようにキックを蹴られるか、強く力まずとも距離を飛ばせるか、どうすれば自分の思い通りのキックができるか、ここ数年はなかなか見つからなかったけど、今年は少しずつ見つかってきた部分があります。

 バンジーやロビー(ディーンズ前監督)、トレーナーには、体の使い方や自分が良い時はどういう風に蹴っているかを教えてもらいました。いろんなアドバイスをもらいながら、一つの成果が出たのは良かったのかなと。

——3位決定戦は若い選手も出ていました。

 すごくうれしいことですし、どんどんそうした若い選手が出てきて欲しいのは正直なところです。

 もちろん、同じポジションで出れる、出れないはあるかもしれないけど、うちの10 番の選手はタイプこそ違いますがそれぞれ強みがあります。

 ライバルという感覚は全然ないんです。4人それぞれ個性をチームの全員に理解してもらうことで、一人ひとりの良さをもっと出していけると思います。みんなで頑張っていきたいです。

——この後の予定は。

 その都度休みを取りながらトレーニングをしていこうと思います。

 来シーズンに向けて「もっとこうしたい」というところは見つかっているので、そこにフォーカスしてトレーニングを積み上げていきます。

◾️PRクレイグ・ミラー

——今季の振り返りを。

 本当に楽しめました。ワイルドナイツでプレーできて良かったですし、素晴らしいパフォーマンスもたくさんありました。新しい選手たちも台頭してきました。

 結果は残念ですが、ポジティブな要素が本当にたくさんあったと思います。

——初のベストフィフティーンです。

 サプライズです。

 素晴らしいFW陣と一緒にプレーできたことに感謝しています。
 FWパックは今年とても良いシーズンを送りましたし、セットピースのパフォーマンスが今回の評価にも繋がったのだと思います。

 今年のチームにはたくさんの小さな変化がありました。
 例えば堀江翔太コーチは新しい素晴らしい技術を教えてくれた。来年それをどこまで発展させられるか、とても楽しみです。

——個人のパフォーマンスは。

 自分個人ののパフォーマンスにも満足しています。ただ、自分の取り組み方は他のシーズンと何も変わっていません。

 だから、チームが良い結果を出したことが大きかったのだと思いますし、その良い流れが自分のパフォーマンスにも良い影響を与えてくれたのかもしれません。

——ディフェンスでの貢献が大きかった。

 ディフェンスにはプレーに誇りを持っています。

 幸運なことに、布巻峻介という素晴らしいディフェンスコーチがいて、その分野で私を厳しく鍛えてくれています。

——すでにコーチとしても素晴らしいのですね。

 彼とは、おそらく2017年か2018年以来の関係になります。選手としてもコーチとしても優れています。

 一緒にプレーもしてきましたし、いまは私のコーチとして関わっています。本当に素晴らしい存在です。

——何年もシニア選手(現在35歳)としてプレーしていますが、いまも続けられている秘訣。

 一言で言えばコンシステンシー、継続性です。

 どの相手と戦うのか、何曜日なのかに関係なく、常に同じように準備をすることです。そして、自分自身に対して高い基準を持ち続けることだと思います。

——年齢を重ねることで変化はありますか。

 毎年少しずつ歳を取るにつれて、回復にかかる時間は少し長くなりますね。

——再び日本代表のジャージーを着てほしいと思っている人もいると思います。

 そういった決定をするのは私ではありません。

 私にできるのは、自分でコントロールできることに集中することだけです。

 だから、私は毎週パナソニックで良いプレーをすること、そしてできる範囲でチームを引っ張ることに集中するだけです。

 他の人たちが私のプレーをどう見ているのかは分かりませんが、願わくば――というところですね。

——最近、日本代表側とは話をしていますか。

 最近は代表関係者とは話していません。

——再び日本代表としてプレーする機会があれば、そのモチベーションはありますか。

 正直なところ、そのことについては考えていません。それは今の私の頭の中にはありません。

 代表側とも連絡を取っていませんので。

——これからのゴールは。

 これからもチームに貢献したいという気持ちは変わりません。

 しっかり身体を整えて、来年はさらに良い状態で戻ってきたいと思っています。

——できる限り長くプレーしたい。

 はい。私はラグビーを愛していますし、日本で暮らすことも大好きです。

——木原選手のような若手が出てきました。

 素晴らしいことです。彼だけではありません。パナソニックには多くの若手選手が育ってきています。

 彼らに必要なのはチャンスだけです。チャンスを得れば、どんどん成長して花開いていきます。木原も今年その機会を得て、それをしっかりものにしました。

——会計の勉強はいまも続けていますか。

 いまは積極的には勉強していません。自分に身についていることを願っています。

——引退後は、その分野に関連する仕事をしたいですか。

 何かしらビジネスやファイナンスに関連する仕事には興味がありますね。

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