国内 2026.06.04

8連戦期間中も個人トレーニング続行。サンゴリアス中野将伍、努力の習慣

[ 向 風見也 ]
8連戦期間中も個人トレーニング続行。サンゴリアス中野将伍、努力の習慣
中野将伍[東京SG/CTB](撮影:福島宏治)

 23-69。

 チーム最後のトライを後半39分に決めたが、大敗を受け入れざるを得なかった。東京サントリーサンゴリアスの中野将伍は頷く。

「自分たちのペースでアタックできない時間が多かった感触です。ボールを持って、攻める時間があってもよかったかなと思います。(防御では)ひとりひとりにゲインされてオフロードを繋がれて、なかなか前に出てディフェンスできなかった。コンタクトでまっすぐ食い込まれることが重なって、大きなゲインに繋がった」

 5月30日、東京・秩父宮ラグビー場で13番をつけてフル出場した。舞台は国内リーグワン1部のプレーオフ。約1週間前の準々決勝を通過して迎えたセミファイナルで、コベルコ神戸スティーラーズに打ち込まれた。

 試合直後のミックスゾーンでは、努めて6月6日の3位決定戦に目を向ける(秩父宮)。

「残り1試合、サンゴリアスらしいアタッキングラグビーをして終わりたいです」

 過程には胸を張れる。12月中旬からのレギュラーシーズンでは翌年1月10日の第4節から計14試合に出場し、身長186センチ、体重98キロのサイズを活かして何度もラインブレイク。日本代表11キャップの28歳は、持ち前の推進力を存分に活かした。

「自分の強み、自分がチームに対してやらないといけないことを出せる場面は多かったんじゃないかなと思います」

 努力を止めなかった。チームは2月中旬以降、雪で流れた試合を休息週に入れた影響で8連戦を強いられた。誰もが心身を削られたと振り返るこの期間中、中野は、7つのゲームでプレーしながら全体練習以外の個人メニューに注力。クラブのS&Cコーチと相談し、フィジカリティ強化や「試合でのパフォーマンスに繋がるトレーニング」に没頭した。

「連戦のなかでも疲労を考えずにハードにできました。それがいいパフォーマンスを多く出すことに繋がったのかなと」

 妥協しなかったのは、純粋な思いがあったからだ。

「次の試合でパフォーマンスを出したい気持ちが一番。それで、変わらずに続けられたのかなと」

 早大時代から自腹で鶏肉を購入し、寮で出る食事以外にたんぱく質を摂っていたものだ。主体的に努力する習慣で知られる。

 6月下旬以降は代表選出が期待されるが、当の本人はまずブロンズファイナルに視線を向ける。

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