国内
2026.05.28
積み重ねていく。山本智輝[常翔学園/NO8]
5月初旬に岐阜県で開催された第1回ラグビースリーディビジョンズカップin郡上。高校の部、Aチームが集うディビジョン1では常翔学園が優勝した。大会MVPに選ばれたのはキャプテンの山本智輝だ。
関西学院との決勝では、1点ビハインドの後半に逆転トライを決めた。敵陣22メートル内でパスを受けると181センチ105キロの重厚な体を走らせ前へ。一度は倒れたが、起き上がり再び前進。ディフェンスを振り切り、トライゾーンへと飛び込んだ。常翔学園はさらに2トライを加え、35-22で初代王者の称号を得た。
「絶対に勝ちにいくぞという気持ちを全員が持てたので、いいアタック、ディフェンスができました」
関西学院とは選抜大会の近畿第5代表決定戦でも対戦した。前回は2点差(14-12)での辛勝だった。「一度勝った相手に絶対負けてはいけない」。14-0から3連続トライを奪われ一時はリードを許す展開も、最後は意地を見せた。
部員99人を束ねる主将は「勢いあるボールキャリーとスティールが得意」とするNO8。石見智翠館との初戦でトライ、山梨学院との準決勝ではスティールを決めるなど、持ち味を存分に発揮した大会だった。5月1日発表の高校日本代表候補にもリストアップされた男は、志高く高校ラストイヤーを過ごす。
「個人でもチームとしてもトップを目指す。日々の練習の積み重ね、一つひとつのプレーを徹底していく。そこをずっと頑張っていければ、どんどんいけると思います」
花園予選のシード順位が決まる大阪総体は準決勝で東海大大阪仰星に敗れたが、3位決定戦は勝利しAシードの座は死守した。歓喜の冬を迎えるために、いかに夏を成長の期間とするか。まもなく6月がやってくる。一日たりとも無駄にしない。




