アーディ・サベア、2季ぶり復帰のスティーラーズに感じる進歩。
約2年前に日本でプレーした時は「コンビニ」が気に入り、再来日したいまは「焼肉」。今季、コベルコ神戸スティーラーズと通算2度目の単年契約を結んでいるアーディ・サベアは微笑む。
ここから強調するのは、仲間たちの進歩ぶりである。
チームはデイブ・レニーヘッドコーチを迎えて3季目。加盟するジャパンラグビーリーグワンの1部では、第11節まで10勝を挙げて12チーム中首位に立つ。上昇気流のさなか、ミーティングや練習の合間に日本人選手が積極性に声を出すことにサベアは喜んでいる。
「再度、日本に戻ってきてプレーできることを嬉しく思っています。以前はコーチたちや他の選手にとっても現体制1年目。その頃と比べると、いまは様々な落とし込み(の深さ)やリーダー陣の働き、ベテラン選手の活躍ぶりに感銘を受けます。また、選手たちがたくさん発言をするのは、それぞれが自信を持っている証拠です。今回は、私が何かをするというより、成長した皆にフィットしていくだけでよい」
現在のスティーラーズを成熟させたレニーは、シーズン終了後にオールブラックスことニュージーランド代表の指揮官となる。
このニュースに関し、「素晴らしい偉業。(レニーは)世界中のどこに行っても選手の成長を促し、かつ責任を持たせる環境を作れる人だと思っています」とサベア。自身も同国代表106キャップを持つ。新たな形のナショナルチームでも、頼りにされるかもしれない。
もっとも本人は、先を見過ぎることはない。
「いまはオールブラックスのことは考えません。まずは神戸のためにどれだけフォーカスできるかを考える。それが終わった後にどうなっているか、というだけのことです」
オールブラックスにあっては、’24年就任のスコット・ロバートソン前ヘッドコーチが今年1月に辞任。現地報道などは、一部の選手と前指揮官との協調関係に課題があったと伝える。
過去、ワールドカップに2度出場のサベアは「それはメディアが言っているだけ。プロセスに自分が関わっているわけではないし、過去を振り返る必要はない」とし、「いまはベストなパフォーマンスをすることに集中します」。国内シーンにコミットする意思を強調した。
身長184センチ、体重105キロの32歳。自らFW第3列として攻守にインパクトを残すさまは相変わらずだ。20日には神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で、横浜キヤノンイーグルスとぶつかる。




