【リーグワン】サンゴリアスが待望の今季初勝利!鈴鹿でのヒートとの激闘を制す。
第4節終了時点で2分け2敗の11位と苦しい戦いが続いていた東京サントリーサンゴリアスが、ようやく今季初勝利を挙げた。1月19日に三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で三重ホンダヒートと対戦し、終盤までどちらに転ぶかわからないクロスゲームを27-19で制した。
リコーブラックラムズ東京、トヨタヴェルブリッツを破るなど今季快進撃を見せているヒートに対し、この日のサンゴリアスは気迫を前面に押し出して真っ向勝負を挑んだ。開始5分、連続攻撃で相手の反則を誘い、SO髙本幹也のPGで先制。11分にヒートのNO8タリフォロフォラ・タンギパにラックサイドを割られ3-7と一時逆転を許したものの、18分にWTBチェスリン・コルビが左コーナーに飛び込んでふたたび前に出る。
25分には中盤ラインアウトを起点にしたアタックでNO8ショーン・マクマーンが豪快にラインブレイクし、約50㍍を独走してポスト下にグラウンディング。さらに34分にもSO髙本がPGを加え、18-7とサンゴリアスが先行して前半を折り返した。
後半は一転して、ホストのヒートが攻勢に転じる。
まずは3分、ゴール前のラインアウトモールから右オープンに展開してWTB植村陽彦が大外を抜け出しフィニッシュ。17分にサンゴリアスにPGを許したものの、20分には中盤での相手ペナルティに乗じて左コーナーでのマイボールラインアウトを獲得し、モールを押し込む。SO中尾隼太のゴールも決まり、19-21と迫った。
その後も緊迫した空気の中で激しい攻防が繰り広げられたが、互いに消耗が蓄積する状況でサンゴリアスは31分にSO髙本がこの日4本目のPGを成功。リードを5点に広げると、ロスタイムの41分には相手陣22メートル線内でターンオーバーし、髙本が左中間からDGを決める。最終スコアを27-19として、シーズン初勝利を手にした。
この結果、サンゴリアスは勝ち点を9に伸ばし10位に浮上。2勝3敗となったヒートは勝ち点9のままで、7位に後退した。