【リーグワン】埼玉ワイルドナイツが迫る三重ホンダヒートを突き放し4連勝。3トライの竹山がPOTM。
■NTTリーグワンD1第4節・1月12日@熊谷スポーツ文化公園ラグビー場(埼玉)
【埼玉WK 48-24 三重H】
ここまで3戦全勝の埼玉パナソニックワイルドナイツ。新年最初のホストゲームに今季2勝1敗の三重ホンダヒートを迎えた。
試合は序盤からホストのワイルドナイツが主導権を握る。前半3分、CTBダミアン・デアレンデが守備網をすり抜けて前進、最後はWTB竹山晃暉が右スミに飛び込んでトライ。ワイルドナイツが5点を先取した。
その後も勢いが止まらないワイルドナイツ。圧力のある守備でテリトリーを広げ、7分にLOエセイ ・ハアンガナがトライラインを割る。さらに17分にCTBディラン・ライリーが走りながらキャッチしたキックパスを右で受けたWTB竹山晃暉が2本目のトライ。それぞれSO山沢京平がコンバージョンを決めて、ワイルドナイツが19点を奪った。
追うヒートは26分にWTBレメキ ロマノ ラヴァが3人を置き去りにして左サイドのトライで5点を返した。
ワイルドナイツはその後も得点を重ね、31分にWTB竹山晃暉が中央をクリーンブレイクして3本目のトライをマークし、36分にもCTBダミアン・デアレンデが左中間の空いたスペースから抜けてトライゾーンに入った。前半は33-5のスコアでワイルドナイツが大量リードしハーフタイムを迎えた。
ビハインドのヒートは後半に仕掛ける。レメキは4分に2本目、12分にも3本目のトライをマークしすると、17分にはCTB岡野喬吾が左で粘りながらトライゾーンにグラウンディング。3連続トライで9点差に迫った。(24-33)
流れを取り戻したいワイルドナイツは24分にPGで加点すると、25分に素早い展開から途中出場のFL長谷川崚太が右サイドを破り、後半初トライを決めた。
ヒートは終盤にゲームキャプテンのNO8パブロ・マテーラとCTB岡野喬吾がヘッドコンタクトでイエローカードを受け、13人でプレーすることになる。(マテーラはオフ・フィールド・レビューでレッドカードとなった)
数的有利のワイルドナイツは39分にFLラクラン ・ボーシェーがとどめのトライをマークし、48-24でフルタイムを迎えた。
3トライ差をつけて勝利したワイルドナイツは今季無敗の4連勝。勝利の勝ち点4とボーナスの1ポイントを得て、トータルの勝ち点を19とした。敗れたヒートは今季の通算成績を2勝2敗とし、勝ち点は9で変わらず。
3トライをマークしてプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたワイルドナイツの竹山晃暉は、「今季はあえてトライを取ることにあえてフォーカスしてないんです。修正できることもあるし、チームをコントロールしなければいけないシーンや1対1で抜かれることもあったので、自分の中では満足していないです」とさらなる高みを見据えていた。