国内 2025.01.11

【リーグワン】横浜キヤノンイーグルスが8トライで勝利。静岡ブルーレヴズは今季初黒星。

[ 編集部 ]
【リーグワン】横浜キヤノンイーグルスが8トライで勝利。静岡ブルーレヴズは今季初黒星。
3トライでプレーヤー・オブ・ザ・マッチの竹澤正祥[横浜E](撮影:福地和男)

■NTTリーグワンD1第4節・1月11日@ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川)
【横浜E 53-35 静岡BR】

 ここまで1勝2敗の横浜キヤノンイーグルスが今季3戦全勝の静岡ブルーレヴズをホストゲームに迎えた。

 穏やかな冬晴れの横浜、試合は序盤からホストのイーグルスが得点を重ねる。前半5分に左大外で待つWTB竹澤正祥にボールが渡りトライラインを割る。SO田村優のコンバージョンも決まり7点を先取した。続けて7分にはSO田村優の前方へのキックが相手のエラーを誘い裏に抜けて、キャッチしたCTBジェシー・クリエルがトライ。イーグルスが12点を重ねた。

 ブルーレヴズも反撃。12分にNO8クワッガ・スミスが前に空いたスペースを走りトライをマーク、SO家村健太のゴールも決まり7点を返した。(7-12)

 15分、WTB石田吉平が鋭いステップで前進したプレーを起点に、左でWTB竹澤正祥が2度目のフィニッシュ。G成功でイーグルスが7点を追加した。(19-7)

 ブルーレヴズが1T1G、イーグルスが1Tを加えて迎えた前半の終盤、35分にPGを決めたイーグルスはその後も前進。トライライン前のペナルティでスクラムを選択し、40分にNO8シオネ・ハラシリが単騎で突っ込み2本目のトライ(G)をマーク。34-14のリードで前半を折り返した。

 後半最初のスコアはブルーレヴズ。6分にLO大戸裕矢の突破からパスを受けたLOマリー・ダグラスが中央にトライ(G)。イーグルスも10分に右のラインアウトから左への展開でWTB竹澤正祥がハットトリックとなるトライ(G)を決める。

 以降は交互にトライを取り合う展開となり、46-35のイーグルスリードで迎えたロスタイム。トライライン前スクラムのチャンスを得たイーグルスはフェーズを重ね、右への展開からCTBジェシー・クリエルがフィニッシュし53-35でフルタイムを迎えた。これがチーム8本目のトライで、3トライ差をつけた勝利となり、勝ち点4に加えボーナスの1ポイントを獲得した。イーグルスは今季の戦績を2勝2敗、勝ち点11とした。

 一方敗れたブルーレヴズは今季初黒星。3勝1敗で、勝ち点は13で変わらず。

 試合後、勝利したイーグルスの沢木敬介監督は、「自分たちから相手を楽にさせてしまった。そこがまだ弱いところ。まだ優勝を目指すレベルではない」と気を引き締めるコメントを残した。

 キレのあるステップで得点機会とチャンスを作ったWTB石田吉平だが、「トライを取りきれないとダメ。今後はフィニッシュにこだわって、もっと成長していきたいです」と高みを目指す今後に向けて意気込んだ。

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