ワールドカップ
2015.04.28
2015年W杯、ロンドンでジャパン パビリオンをオープンへ。
日本でのワールドカップまで、あと4年。たった4年。(写真/Getty Images)
ラグビーワールドカップ2019組織委員会は4月27日、日本ラグビー協会で会見を行い、今年秋の2015W杯で現地ロンドン市内に2019年W杯を宣伝する「ジャパン パビリオン」をオープンすることを発表した。
パビリオンでは、2019W杯組織委員会や試合開催地が、訪れた人たちへ直接アピールして2019年W杯の観戦、来日を呼びかける。また、2020年の東京五輪・パラリンピックの情報などについても併せて展示し、アピールする。パビリオンはロンドン市内、ウエストミンスター寺院の前にある「女王エリザベス二世カンファレンスセンター」内に設置する予定。期間は10月9日から10月31日で、1日2000人、期間中に4万人の来場を予測している。
パビリオンの館長には、野上義二元駐英大使(72歳)が内定した。野上氏は都立日比谷高時代にラグビー部で全国大会ベスト8入りした実績がある。
また組織委員会は、財政基盤強化のために経団連など財界やトップリーグ保有企業に呼びかけて寄付金を集める民間ファンドを設立したことも明らかにした。金額の目標は38億円という。
一方、W杯キャンプ地は現在、総務省のホームページで概要などを掲載しているがすでに約40ヶ所の地方自治体などが誘致に関心を寄せている。キャンプ地選定プロセス概要は2015年大会が終わった後から詰め、2016年夏までに発表する計画となっている。その後、選定を開始する。
(文・見明亨徳)